住宅見学会やイベントのアンケートなどで、お客様からメールアドレスを取得することがあるでしょう。
メールアドレスを取得した際に積極的に実施したいのが、追客メールです。
この記事では工務店やハウスメーカーが追客メールを配信する重要性と、成功するコツを解説します。
効率的に成約・受注率をアップしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
追客メールとは?

追客メールとは工務店・ハウスメーカーで使われる業界用語で、見込み客を来店や成約に導くためのメール施策です。
近年は直接営業や電話が苦手な若い世代の顧客が増えているため、メールによるアプローチは効果的な手法といえます。
追客メールは顧客の状態に合わせて内容を柔軟に変えることで、追客の効果をより高めることが可能です。
例えば住宅の購入を検討し始めた直後のお客様には、住宅見学会や工務店選びのポイントを配信すると良いでしょう。
メールはコストをかけずに顧客と接点を持てる、非常に優れたツールなのです。
工務店が追客メールを配信する目的
顧客と長期的な接点を持つこと
住宅は人生におけるもっとも高価な買い物であり、購入後もメンテナンスやリフォームが必要です。
追客メールで顧客と長期的な接点を持ち続けると、メンテナンスやリフォームの依頼をされる確率が高まります。
顧客が他の工務店やハウスメーカーへ流れないためにも、有益な情報を配信して信頼を獲得することが重要です。
低コストで追客すること
追客メールにかかる配信コストは、どんなに高くても1通1円以下です。
DM(ダイレクトメール)の配送コストは1通60円以上かかりますし、カタログなどを郵送する場合は数百円は必要でしょう。
追客メールは1度に大量の情報を配信できますし、自社ホームページのリンクをつけることも簡単に行えます。
コミュニケーションコストを抑えること
追客メールは好きな時間、好きなタイミングで一斉送信ができます。
メールの強みは隙間時間にチェックしたり、会社の営業時間外に対応できたりする点です。
電話によるコミュニケーションは相手と自分の時間を合わせる必要がありますし、時間が拘束されるのがデメリットです。
工務店にとって追客メールは、長期的かつ手軽にコミュニケーションが図れる重要なツールになります。
工務店のサンキューメールとは?
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サンキューメールとは、お客様の行動に対するお礼メールのことです。
一般的には、商品の購入やイベントの参加などを終えたお客様へ送信します。
サンキューメールの目的は感謝の意を伝えたり、顧客満足度を高めたりするだけではありません。
新しいアポイントを取って、商談に進む行動につなげることが真の目的となります。
工務店の追客メールを成功させる7つのポイント
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工務店の追客メールが成功するポイントは、次の7つを意識してください。
- 時間を空けずにメールを送信する
- タイトルで要件を明確にする
- 期限や質問を盛り込む
- しつこくない範囲でメールを送り続ける
- 追客を停止するタイミングを見極める
- 他社と同じような定型文にしない
- メール配信システム(MAツール)を活用する
追客メールで重要なのは、スピード・タイミング・内容です。
しかしながら人の手で全てを管理するのは難しいため、メール配信システムを導入してマーケティング体制を整えるのが良いでしょう。
工務店への初回問い合わせ時の例文テンプレート
工務店に対して初めて問い合わせがあった時には、次の例文テンプレートを参考にしてみてください。
ここでは、物件の問い合わせに対するテンプレートを紹介します。
○○様
この度は、数多くの会社の中から弊社を選んでいただき誠にありがとうございました。
○○様を担当させていただきます、△△と申します。
お問い合わせをいただいた物件につきまして、詳しい資料をお送りいたしますのでぜひご覧ください。
また、現在物件のほうはモデルハウスを開催しており、すでに見学のご予約を数件いただいております。
実際に物件を見ていただくことで、生活のイメージがより湧きやすくなるかと思います。
○○様のご都合の良い日時がありましたら、□□工務店の△△までご連絡いただけると幸いです。
○○様のお越しを心よりお待ちしております。
アポ獲得時の例文テンプレート
工務店のアポ獲得時の例文テンプレートを見ていきましょう。
ここでは物件見学のアポを獲得時に送る、追客メールテンプレートを紹介します。
○○様
お世話になります。□□工務店の△△です。
この度は、物件見学会のご予約をしていただきありがとうございました。
以下の日程でご予約を承りました。
○月○日(○) 午後○時〜
当日は、△△がご案内させていただきます。
その他に○○様が気になる物件がございましたら、お気軽にお申し付けください。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。
アポ後の例文テンプレート
工務店のアポ後の例文テンプレートを紹介します。
物件見学のアポ後を例にした、追客メールテンプレートを見ていきましょう。
○○様
お世話になります。□□工務店の△△です。
本日はお忙しい中お越しいただきまして、ありがとうございました。
ご見学いただいた物件はいかがでしたでしょうか。
○○様のご希望に沿った物件だったと思いますので、喜んでいただけたら大変嬉しく思います。
なお、どの物件も人気が高いため、お問い合わせを多数いただいております。
もしご検討していただけるようでしたら、お早めにご連絡いただければと存じます。
○○様からのご連絡を心よりお待ちしております。
工務店の資料請求に対する例文テンプレート
工務店に資料請求された際には、次の行動を示す内容を具体的にメールへ記載します。
追客メールの例文テンプレートは、次のようになります。
○○様
この度は、資料請求をいただき誠にありがとうございました。
□□工務店の△△と申します。
ご要望の資料を添付させていただきました。
内容についてご不明な点がございましたら、私までお気軽にご連絡いただければと存じます。
また、資料だけではわからない点があると思うので、弊社のモデルルーム見学もぜひ一緒にご活用ください。
モデルルームの見学は下記URLから、簡単に予約することができます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
工務店との契約成立後に送る例文テンプレート
契約成立後に送る追客メールは電子メールではなく、手紙で送るのが良いでしょう。
住宅は高価な買い物なので、手紙のほうが気持ちが伝わりやすいのが理由です。
新築注文住宅の契約成立後に送るテンプレートは、次の通りです。
○○様
先日は、注文住宅のご契約をいただきありがとうございました。
□□工務店の△△です。
これから着工への手続きを進めて参りますが、私も住宅の完成、入居まで誠心誠意見守りさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
その他何かご不明な点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。
○○様には、今後とも末長くお付き合いいただけますよう、心よりお願い申し上げます。

追客を人の手だけで進めると、どうしてもリソースが不足します。
「plantable」は施主と工務店のやり取りを効率化する、メッセンジャーアプリです。
案件ごとに顧客管理をしながら、施主と工務店の双方が図面に対してコメントの返信・確認ができます。
施主と工務店のやり取りを残せるため「言った言わない」問題をなくせますし、スムーズに商談・工事を進められるでしょう。
もちろん住宅を建てた後の顧客もフォローアップできるので、追客にかかる工数を大きく削減できます。
顧客満足度を高めて成約・受注率を上げたい方は、ぜひ資料をダウンロードしてみてください。
まとめ:【テンプレートあり】工務店の成約・受注率を上げるメールの活用術
追客メールは低コストかつ、顧客と長期的な関係を続けるために欠かせないマーケティング方法の1つです。
効率的な案件管理と見込み案件を発掘できるので、工務店・リフォーム会社の業績アップに大きく期待できます。
この記事で紹介したテンプレートを参考にして、スピードとタイミングを意識しながら定期的に追客メールを送り続けましょう。