草処建設株式会社は少数精鋭だからこそできるスタッフ全員での家づくりを実現しています。しかし、少人数だからこそどうしても一人一人の業務負荷が大きくなってしまいます。そこで近年、業務負荷を軽減し仕様決めをスムーズにするためにplantableを活用しています。導入前の課題や具体的な活用方法・導入後の変化について、同社の皆様にお話をお伺いしました。

少人数対応を叶える 業務効率化
plantableを導入前はどのような課題がありましたか。
弊社はスタッフ3名で対応している工務店です。
分業は難しくどうしても一人一人の負荷が大きくなるので、少しでも業務の効率化を図りたいという課題がありました。
基本的に打ち合わせにはスタッフ1名で参加しています。
plantable導入前は、図面を印刷して紙ベースで話を進めていました。打ち合わせ時にお施主様に図面を手渡しするスタイルです。コミュニケーション手段としてLINEも利用していましたが、写真を送り合う程度です。
そのため、メモを取り忘れてしまったり、どこにメモを書いたか分からなくなってしまったりすることがありました。これにより、お施主様との間で言った言わない問題に発展したこともあります。
また、次回の打合せ内容を事前に伝えきれず、お施主様の要望を反映した提案を準備しきれなかったり、お施主様側への依頼漏れがあったりもしました。
スムーズに仕様決めをしていきたいという点が一番の課題でした。

事前の情報共有で打ち合わせの質の向上
現在、どのようにplantableを活用されていますか。
基本的には、ある程度契約が決まったお施主様との仕様決めの段階で利用しています。
間取り図やキッチン・お風呂の変更、家具や棚などのイメージ写真の共有をしています。細かい部分だと、電気配線の位置・照明器具などについても図面ベースで話題を展開できるので、お施主様とplantable上で話を進めることができています。
紙ベースですと、例え週に1度対面での打ち合わせができたとしても、仕様決めが1週間止まってしまうことになります。plantableを活用することで、工務店と施主様の双方が平日に気になったタイミングで質問できたり、次回までに決めて欲しい内容を依頼したりできるようになりました。
また、打合せ内容の詳細をお施主様に共有し、事前に把握した状態で打ち合わせが始まります。私たちとしても提案準備ができている状態なので、打ち合わせの質があがっています。

スピードUPの秘訣はコミュニケーションの質にあり!
plantable導入後はどのような変化がありましたか。
打ち合わせ前後のコミュニケーションの質が向上し、仕様決めのスピードがあがりました。
打ち合わせ前には、お施主様の要望をもとに打ち合わせの準備ができています。plantableでは「検討中」となっている話題が分かりやすいので、要望の整理・記録が楽にできます。次の打ち合わせを待たずに決定できる部分もあり、効率良く仕様決めが進みます。それにより、打ち合わせ時に決めなくてはならない項目が減り、打ち合わせ時間を短縮できています。
打ち合わせ後には、打合せ内容をplantableにアップしてお施主様にダブルチェックをしていただいています。これにより、双方の認識のズレや言った言わない問題はなくなりました。
私たちは、大工も自社大工なので、スタッフ全員が家づくりの一員です。現場に営業が毎日顔を出すことはできませんが、大工がいるのでお施主様からの質問をもとに仕様変更することもできます。お施主様には、大工も含めて一緒に家作りをしていると言ってもらえます。
※(取材日:2023年10月16日)※インタビューの内容は取材時のものになります。