「Web集客に力を入れたいが始め方がわからない」

「工務店と相性の良いWeb集客方法が知りたい」

こういった悩みを抱える工務店経営者の方は多いのではないでしょうか。

近年、工務店が新規顧客や見込み顧客を集客する手法は、Web集客(Webマーケティング)がメインとなっています。

この記事では工務店のWeb集客の基本編として、Web集客が重要な理由と具体的な方法について解説します。

お客様が集まらないという悩みを抱える工務店経営者の方は、この記事を参考にしてWeb集客の基本を学んでみてください。

弊社コーポレートサイトはこちらからご覧ください。

WEB集客(WEBマーケティング)とは?

WEB集客(WEBマーケティング)とは?

Web集客とはインターネットを活用して、オンライン上で集客することです。

GoogleやYahoo!などの検索エンジン、SNSやWeb広告をターゲットにして、顧客獲得を狙います。

Web集客は無料ですぐに始められるうえ、自社にSNS運用やSEO施策ができる社員がいれば外注費用を抑えることもできます。

近年、多くの人がインターネットで情報収集していることから、インターネットユーザーをターゲットにするWeb集客は、非常に有効な手段といえます。

中小企業庁の公表によると、企業のホームページ開設状況は、2017年時点で中小企業が87.2%、大企業では95.7%という高い数字になっています。
(出典:中小企業庁『第3部 中小企業・小規模企業経営者に期待される自己変革』

競合他社に打ち勝ち、ホームページを優位に活用するには、Webマーケティングが欠かせません。

本記事では、Webマーケティングの基本的な施策とその目的について解説します。

一方、従来のアナログ集客は、お客様と直接的につながり信頼関係を築けるところが強みです。

「Web集客で多くの人々に自社を認知してもらいアナログ集客で信頼関係を構築する」ことが、工務店経営の成功の秘訣です。

小さな工務店の集客方法にWEBマーケティングが重要な理由

小さな工務店の集客方法にWEBマーケティングが重要な理由

総務省が実施・調査した『2020年通信利用動向調査』によると、2020年5月18日の週の通信量は2月25日の週比で約6割増加。在宅勤務や遠隔授業が影響していることが想定され、世帯におけるスマートフォンの保有割合は83.8%、13歳から59歳までの層では89.8%がインターネットを利用しています。

同調査によると、インターネットの利用目的・用途で情報の検索をされている方が75.6%と、多くの人が情報検索も利用していることが分かる結果が出ています。

その中で重要な事は、消費者庁が2016年度に発表した『消費者意識基本調査』によると、20~30代までの若い世代は、インターネット上のレビューやSNSの口コミをきっかけとして購入に至るケースも多く見られる事です。

多くの世代がスマートフォンを利用していることに加え、インターネットの情報が消費行動に影響しているため工務店の集客方法にWeb集客が欠かせません、その他にも重要の理由があるのでその理由についてお伝えします。

出典:総務省『令和元年通信利用動向調査の結果』『令和2年版情報通信白書
出典:消費者庁『第1部 第3章 第1節(4)若者の情報の活用や向き合い方

顧客(施主)の購買行動の変化したため

一昔前のマーケティング方法といえばTVCMやチラシ、看板が主流でした。

しかしながら「手軽に情報収集できる」「インターネットに慣れた」などの理由から、Webを通じて商品を購入する顧客の割合が増えています。

また、口コミサイトを参考にして商品を購入したり、自分が推すインフルエンサーのおすすめ商品を購入する人も増加傾向にあります。

自動的に集客ができるため

ホームページやSNS、YouTubeなどで発信した内容はインターネット上にコンテンツとして残り続けます。

そのため、例えば2年前の投稿内容を見て自社へ問い合わせる人も多く、思わぬカタチから成約に至るケースもあるのです。

コンテンツ内容は定期的にアップデートする必要がありますが、営業の売り込みと違って人件費を大きく節約できます。

会社(工務店)としての信頼を獲得でき、顧客(施主)に安心感を与えられるため

SNSやYouTubeでお客様に役立つ情報を発信することで、工務店の信頼感を高めることができます。

信頼感は安心感につながり、顧客の来訪や成約につながる可能性が高まるでしょう。

完成見学会や地域イベントの開催告知が容易なため

Web集客を実施すると、完成見学会やイベント告知が簡単に行えます。

完成見学会やイベントを開催すると、その地域で住宅を探している顧客に認知されやすくなります。

チラシやTVCMと違って、無料で広告を打てるところもメリットです。

潜在顧客がいつでも施工事例を見られるため

施工事例は、文章の記事と違って住宅づくり明確にイメージできます。

潜在顧客とはまだ自社の商品やサービスを知らない、見込み顧客のことです。

写真映えに注意したり社員の紹介ページを掲載したりすることで、お客様の不安が払拭され、問い合わせにつながりやすくなるでしょう。

自社の強みや家づくりのコンセプトを伝えられるため

Web集客では自社の強みやブランドコンセプトを伝えやすいです。

工務店のブランドコンセプトとしては「若年層の夫婦に向けたエコハウス」「世代を超えて暮らせる高性能住宅」などが挙げられます。

ホームページやSNSで一貫性を持った発信を続けることで、顧客の心に刺さりファンを獲得しやすくなります。

アクセス解析で施主が求めているものがわかるため

ホームページやSNSのアクセス解析は、Web集客が成功する近道です。

アクセス解析は「どの記事が何人に読まれたか」「記事の滞在時間」「流入経路」などの実態を調査できます。

集客に有効な対策を講じやすくなるため、自社への問い合わせ増加に期待できます。

工務店におけるWEB集客(WEBマーケティング)4つの施策

工務店におけるWEB集客(WEBマーケティング)4つの施策

工務店にとってWeb集客の流入経路の基本となる、4つの施策をお伝えします。

Web集客施策①自然検索(Organic Search)

自然検索とはGoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に表示される、有料検索を除いた部分のことです。

検索結果には、ユーザーが自然に興味関心を抱いたキーワードに対する答えが表示されます。

自然検索からの流入数を増やすには「表示回数を増やすこと」「クリックしたくなるような魅力的なタイトル」などが必要です。

Web集客施策②有料検索(Paid Search)

有料検索とは自社のホームページに誘導するため、検索エンジンに料金を支払い検索結果に広告を表示する仕組みです。

広告はユーザーが検索したキーワードと関連性の高いものを表示できますし、配信内容を細かくカスタマイズできます。

検索結果の最上部に表示されることから、クリックされやすくSEOの知識がそれほど問われないこともメリットです。

Web集客施策③外部サイトからの流入(Referral)

Referralは外部サイトに貼られたリンクから、ユーザーが自社ホームページを訪れる流入経路のことです。

外部サイトとはSNSやYouTube、個人ブログで、流入経路が多いほど自社ホームページへ訪れるユーザーも増加します。

ユーザーがどのサイトから訪問してきたかを分析すれば、今後のWeb集客施策に活かすことができます。

おすすめサービス:ビジネスマッチングサイト【ゼヒトモ】

ゼヒトモ
ゼヒトモは、AIによる自動マッチング機能により、地域や予算、納期に合う事業者をユーザーに提案するビジネスマッチングサイトです。登録ユーザー数は100万人以上。月間の依頼数は25,000件以上という圧倒的な依頼数を誇っています。内装やリフォームなど住宅関連サービスに対するユーザーニーズも多く、工務店の集客に貢献してくれるでしょう。

Web集客施策④直接流入(Direct)

直接流入はURLの直打ちやブックマーク、チラシのQRコードなどから、ユーザーが直接自社ホームページを訪れる流入経路です。

ユーザーは自社に興味を持つリピーターやファンの可能性が高いので、定期的にコンテンツを更新してワクワクする体験を提供することが重要です。

なお、直接流入は新規顧客の獲得につながりにくいという特徴があります。

【工務店必見】WEB集客(WEBマーケティング)の方法

【工務店必見】WEB集客(WEBマーケティング)の方法

工務店の集客に欠かせない、Web集客の具体的な方法を5つ紹介します。

工務店のWeb集客方法①SEO

SEOは「○○市 工務店」などのキーワードで検索した際に、自社ホームページが検索結果の上位に表示するための施策です。

検索結果の1位や2位に表示できれば多くの顧客流入が見込め、必然的に成約に至るチャンスが広がります。

ユーザーは問い合わせを検討する際に必ずホームページをチェックするので、すぐに問い合わせができる導線づくりが重要です。

工務店のWeb集客方法②SNS

InstagramやX、LINEなどを活用したWeb集客方法です。

若年層が利用しやすい傾向にあることから、発信内容は「ルームツアー」「見学会の案内」「融資関連」などがいいでしょう。

どの工務店も、SNSの発信内容に非常に力を入れています。

口コミやフォロワー数は工務店の信頼度に比例するため、長期的かつ戦略的な運用が重要です。

工務店のWeb集客方法③Googleビジネスプロフィール(MEO対策)

Googleビジネスプロフィールに工務店の情報を登録(MEO対策)することで、Googleマップに自社の情報を公開できます。

例えばユーザーが「地域 工務店」と検索した際に、上位に表示されることで長期でも集客効果が見込めます。

すぐに始められるので、これからWeb集客に力を入れたい方は工務店の情報登録から行うのがおすすめです。

工務店のWeb集客方法④YouTube

世界最大の動画共有サービスYouTubeには、ルームツアーから家づくりのノウハウまで、さまざまな動画コンテンツが存在します。

特にデザイン力をアピールしたい工務店は「ルームツアー」との相性が抜群です。

外観や内観の魅力をわかりやすく伝えるのをはじめ、フォントやサムネイルに力を入れて再生数・問い合わせアップを狙いましょう。

工務店のWeb集客方法⑤メール配信

メール配信は、リピート購入やお友達紹介を促すためのWeb集客方法です。

基本的にはリピーター向けのWeb集客方法ですが、住宅の購入を検討しているお客様には、予算の決め方や間取りのポイントといった配信が効果的です。

非常に低コストで運用できますが、発行回数が多く企画や執筆にあてる時間を確保する必要があります。


まとめ

今回は工務店の集客方法に欠かせない「Web集客」について解説しました。

Web集客は従来の営業や広告などのアナログ集客と組み合わせることで、工務店経営を大きく後押しできます。

Web集客はすぐに成果が見えるわけではないため、中長期的な視点で対策し続けることが大切です。

できる施策から取り組み始めて、徐々に工務店の認知度や信頼度を高めていってください。

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