住宅の仕様決めにかかる時間を短縮したいと考える経営者・営業担当者は、多いことでしょう。
仕様決めシステムを導入すれば、打ち合わせ時間の短縮や言った言わない問題の防止に大きく貢献します。
この記事では仕様決めシステムの概要から必要性、メリットまで解説します。
システムのおすすめ機能もお伝えするので、受注数増加や顧客満足度を高めたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
住宅・リフォームの仕様決めシステムとは?
住宅・リフォームの仕様決めシステムとは、打ち合わせ業務を効率化するものです。
システムを導入すると販促から提案、見積もりまで、パソコン・タブレットだけで打ち合わせが可能になります。
仕事の都合や工務店との距離などの問題で、対面打ち合わせのスケジュール調整が大変なケースは多いです。
仕様決めシステムはスキマ時間でオンライン打ち合わせができるだけではなく、施主が自ら仕様を決めることもできます。
仕様決めシステムが求められる理由
住宅業界は慢性的な人手不足だから
職人の高齢化や若者不足など、住宅業界は人手不足が特に進んでいる業界です。
日本の現状を鑑みると人手不足はすぐに解消されないことから、ITツールを活用した業務効率化・生産性向上が望まれます。
住宅の仕様はなかなか決まりにくく、打ち合わせは長期化しやすい傾向にあります。
そのため仕様決めシステムは、人手不足を補うために欠かせない取り組みの1つといえるのです。
業務が属人化しやすいから
営業担当者は原則1人で営業を行うことから、業務が属人化しやすい傾向にあります。
また住宅業界全体が人手不足で、一人当たりの業務量が多く情報共有や教育に時間を取りにくいのが現状です。
仕様決めシステムを導入すると、資料作成や情報登録が自動化されて営業担当者同士で情報を共有しやすくなります。
「言った言わない」問題が起こるから
住宅の仕様決めでよく起こる問題が、「言った言わない」問題です。
従来どおり紙にメモを取っているだけでは、聞き逃しや記載漏れがどこかで必ず発生してしまいます。
言った言わない問題は最悪の場合、仕様決めのやり直しやコストの増加などに関わってきます。
システムを使ってお客様と確認しながら仕様決めを進めることで、言った言わない問題が起こるリスクを限りなく少なくできるのです。
仕様決めシステムのメリット
仕様決めシステムのメリットは、次のとおりです。
- 仕様決めの打ち合わせ時間を短縮できる
- 見積書・プレゼンシートを自動で作成できる
- データ共有でスムーズな引き継ぎが可能
- 認識のズレ・転期ミスを防げる
仕様決めシステムを導入して最も効果を感じられるのが、打ち合わせ時間の短縮です。
顧客が登録されている商品データから選択するだけなので、双方の時間を大幅に短縮できます。
一般的に新築住宅にかかる打ち合わせ回数は10〜15回といわれ、1回の打ち合わせも1時間は要します。
打ち合わせ時間を短縮できれば、受注数アップさらに利益率アップにも期待できるでしょう。
仕様決めシステムの主な機能
施主自身がスマホで仕様の確認・決定を行える機能
施主自身がスマホで商品の特徴や色サンプル、オプションなどをじっくりと予習できます。
そのまま打ち合わせに臨むこともできますが、仕様決めも可能なので着工までの時間が短縮されます。
仕様を変更するたびに見積もり金額にも反映されるため、施主は家族とゆっくり検討する時間をもてるはずです。
オンライン打ち合わせが行える機能
仕様決めシステムの画面を共有しながら、オンライン打ち合わせを行う機能です。
仮に夫婦と打ち合わせを行っていた場合でも、夫婦と営業担当者の都合が毎回揃うとは限りません。
オンライン打ち合わせ機能を使えば、遠方や忙しい顧客のニーズに対応できます。
Webカタログを閲覧できる機能
仕様決めシステムはWebカタログ機能を搭載し、顧客は簡単に住宅関連商品の特徴を把握・比較できます。
営業担当者も分厚くて重たいカタログを毎回用意する必要がなく、企業のペーパーレス化にも貢献します。
おすすめの仕様決めシステム
イエプロ|株式会社リフィード
イエプロは新築住宅からリフォーム、不動産まで、幅広い会社に採用される仕様決めシミュレーターです。
住宅会社と施主間で仕様決めを簡単かつ正確に行えるため、契約までの時間を短縮して受注率アップを実現します。
情報はリアルタイムで共有できるので変更内容はすぐに反映され、「古い仕様のまま打ち合わせしていた!」という事態を防げるでしょう。
時短化・見える化・クラウド管理という3つの柱を軸にして、住宅会社の現行のさまざまな問題を解決します。
料金プラン | |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
egaku(エガク)|コムテックス株式会社
エガクは業務DXを検討中の経営者・設計責任者向けに開発された、仕様決めをサポートするクラウドサービスです。
カタログ準備から資料作成、打ち合わせまで、仕様決めにかかる業務の効率化を強力に支援します。
例えば施主がエガクを使って事前に設備や色を決めておけば、打ち合わせにかかる工程を大きく削減できます。
システムにはどのメーカーの商品でも登録でき、顧客はその都度反映される見積もり額と予算を照らし合わせながら仕様を決められるのがポイントです。
料金プラン | |
初期費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
仕様決めをサポート!工務店向けコミュニケーションアプリ「plantable」の紹介

plantableは工務店と顧客間の「言った言わない問題」をなくすことを目的に開発された、コミュニケーションアプリです。
plantableの主な機能・できることは次の3つです。
- 図面とコメントの連動・イメージ共有機能で、顧客との認識のズレをなくす
- 「連絡未返信」などのお知らせ機能を搭載し、返信忘れ・遅れを防ぐ
- 必要書類や情報を一元管理して、自社で共通認識をもつ
顧客満足度が向上するだけではなく、打ち合わせの流れをスムーズにして提案回数を増やすことができます。
打ち合わせ時間の短縮や意見の食い違いを改善して売上アップにつなげたい方は、ぜひ資料をダウンロードしてみてください。
料金プラン | Smallプラン |
基本料金 | 15,000円/月(ユーザー3名まで)30棟まで |
追加料金 | 3,000円/月(10棟ごと) |
施主アカウント | 無料 |
初期費用 | 300,000円 |
まとめ
今回は住宅業界の人手不足や業務効率化を支援する、仕様決めシステムについて解説しました。
施主をはじめ誰でも簡単に使えるので、ITツールに抵抗のある工務店でも導入しやすいのが魅力です。
仕様決めシステムによってはIT導入補助金に対応しているので、導入費用が半額で済む場合もあります。
スムーズに導入してシステムを使いこなし、他社以上の受注率増加・利益率アップを実現しましょう。