Web集客の加速化や住宅着工棟数の減少など、ますます競争が激しくなっている建築業界。
新規顧客の獲得から契約、お友達紹介まで見込める「集客」には、最大限のリソースを注ぐ必要があります。
この記事ではマーケターが工務店の効果的な集客・マーケティング方法8つと、具体的な施策方法について解説します。
顧客との接点を増やし最適な提案や業務効率化を実現する、おすすめツールもお伝えするので参考にしてください。
「思うように集客ができない」「改善箇所がわからない」という工務店の悩みを弊社WEBマーケッター佐々木舞美が解決します。
工務店集客の強みと課題

【強み】Web集客とオフライン集客を組み合わせることができる
工務店やハウスメーカーといった建築業界は、Web集客とオフライン集客の掛け合わせで強みを発揮します。
Web集客 | ホームページやポータルサイトからの問い合わせ |
Web広告・SNS広告からの流入 | |
クチコミ・評判サイトからの流入 | |
その他 |
オフライン集客 | チラシ・CM経由での問い合わせ |
住宅展示場での営業 | |
看板・建築幕での認知 | |
その他 |
このようにWeb広告(オンライン)と住宅展示場の見学(オフライン)の掛け合わせで、効率的に顧客へアプローチできます。
インターネットでの情報収集が当たり前になった今、Web集客に積極的に力を注ぐことが大切です。
【強み】集客・宣伝媒体が豊富にある
前述したのは工務店集客・宣伝方法のほんの一例ですが、活用できる事例は数多くあります。
集客・宣伝媒体が豊富ということは、顧客の目にとまる機会も多いということです。
特に「住宅展示場」は工務店集客における最重要チャネルと言えるでしょう。
集客・宣伝媒体をフル活用して、工務店の認知度や集客力を高めていってください。
【課題】新築住宅着工棟数は減少傾向にある
現在、日本の新築住宅着工棟数は減少傾向という課題があります。
野村総合研究所の調査結果によると2021年度は87万戸だったのに対し、2030年度は70万戸にまで減少する見込みです。
しかしながら、リフォーム市場はほぼ横ばい傾向が続くと見込まれています。
「新築・リフォームどちらもお任せください」というスタンスをとれば、時代の流れにうまく乗れる可能性が高いです。
【課題】購買意欲の変化
インターネットやSNSツールが生活に浸透して、顧客の購買意欲に変化が起きています。
Web集客は集客に大きな効果をもたらしますが、Web集客に力を入れていない工務店にとっては課題になりかねません。
今の時代、SNSの「いいね」のような小さな接点が、商談に進むことも十分に考えられます。
顧客の購買意欲の変化に対応できるように、しっかり対策を進めることが大切です。
工務店の効果的な集客・マーケティング方法8つを紹介

工務店の集客・マーケティング方法①:ホームページ
ホームページはWeb集客の要であり、ブランディングにも欠かせない集客・マーケティング方法です。
すでにホームページを開設している工務店は、問い合わせや来店予約が簡単にできるような導線作りをしてください。
また、スマホで文章や画像が見やすく表示されるように、確認を忘れないようにしましょう。
工務店の集客・マーケティング方法②:SNS広告
SNS広告はSNSを通じて自社を認知していない人にも情報を届けられます。
SNSとはインスタグラムやツイッター、LINEにFacebookといった馴染みのあるものです。
発信する内容は「最新の工事事例」「見学会の案内」「ルームツアー」などがおすすめです。
工務店の集客・マーケティング方法③:SEO対策
SEO対策とは「工務店 新築住宅」といったキーワードで検索した際に、検索結果の上位に表示されるための施策です。
検索結果の1位や2位に表示されれば多くの顧客を流入でき、契約につながるチャンスを得られます。
長期的な記事の投稿や施策が必要ですが、認知度アップ・集客のためにも継続的に取り組んでみてください。
務店の集客・マーケティング方法④:ブログ
ホームページに自社ブログを掲載すると、SEO対策に有効です。
ブログには自分が書きたいことではなく「顧客が知りたい情報」「悩みを解決する内容」を書いてください。
工務店の集客・マーケティング方法⑤:Googleビジネスプロフィール(MEO対策)
工務店をGoogleビジネスプロフィールに登録することで、Googleマップに自社の情報を表示できます。
「地域名 工務店」で検索した際に一覧表示されるため、長期的な集客効果が見込めます。
工務店の集客・マーケティング方法⑥:チラシ
オフライン集客の代表例がチラシです。
しかし読まずに捨てられることもあるため「興味をひく」「悩みを解決する」チラシ内容にする必要があります。
QRコードを入れて、ホームページや住宅展示場の来店予約ページに簡単にアクセスできるようにすることがポイントです。
工務店の集客・マーケティング方法⑦:住宅展示場・イベント
住宅展示場は工務店集客における最重要チャネルです。
契約につながる可能性が高く、連絡先を入手できれば悩み相談や見積もり相談に結びつけることもできます。
イベントに気軽に参加できるように、SNSへ親近感のわく記事を投稿してみてください。
工務店の集客・マーケティング方法⑧:看板・建築幕
看板・建築幕は、設置するだけで工務店の認知度をアップできます。
ただし下請け業者や大工さんによっては、建築幕を設置しないまま作業する事例もあります。
工務店の認知度アップのためにも、作業中の建築幕の設置をお願いするようにしましょう。
工務店集客を成功に導く3つのステップ

ここでは、工務店集客を成功に導く3つのステップについて解説します。
工務店集客には「工務店の認知から契約まで」という一連の施策の流れがあります。
- ステップ1.工務店の認知度を高める「社名認知施策」
- ステップ2.行動・比較検討してもらうための「行動喚起施策」
- ステップ3.選んでもらうための「意思決定施策」
それぞれの施策を正しく理解することで、顧客に最適なアプローチを仕掛けられます。
ステップ1.工務店の認知度を高める「社名認知施策」
「社名認知施策」とは工務店を知ってもらうための施策のことです。
顧客には「知っている工務店から商品・住宅を購入したい」という心理があります。
住宅見学会やイベントに来てもらうためにも、ホームページやSNS、広告などで認知度を高めていきましょう。
ステップ2.行動・比較検討してもらうための「行動喚起施策」
「行動喚起施策」はWeb集客とオフライン集客を活かして、問い合わせや来店行動につなげるための施策です。
住宅購入資金や家具プレゼントキャンペーンなど、自社を選んでもらえるための施策を施しましょう。
顧客の行動につながれば、悩みを聞いたり自社の強みをアピールしたりする営業機会を獲得できます。
ステップ3.選んでもらうための「意思決定施策」
自社が最後に選ばれる工務店になるための施策が「意思決定施策」です。
住宅の購入は、人生でもっとも大きな出費となります。
そのため、営業には顧客の不安を一つでも多く解消したり親身になって話を聞いたりする姿勢が求められます。
「プランテーブル」で施主とのやりとりを強化して契約率アップ!

「プランテーブル」は工務店との共同開発から生まれた、工務店・住宅ビルダー向けコミュニケーションアプリです。
プランテーブルの導入によって得られる効果は以下の3つです。
- 図面とコメントの連動・イメージ共有で誤解を防ぎ、認識のズレをゼロに!
- リアルタイムで要望を管理し未対応事項を明確に!
- 必要書類・情報を一元化。業務工数を短縮し社内共有もスムーズに!
プランテーブルのコンセプトは、施主と工務店間で起こる「言った言わない問題」を解決することです。
いくら集客に成功しても打ち合わせ中に施主がストレスを感じれば、契約合意に至らないことが考えられます。
プランテーブルは図面にコメントを残すことができて、施主と工務店双方が確認・書き込みができることが強みです。
お互いの認識のズレを解消してスムーズなコミュニケーションを実現し、契約率アップが期待できます。
プランテーブルで顧客との接点を増やして、最適な提案や業務の効率化を目指してください。
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まとめ
この記事では工務店の効果的な集客・マーケティング方法8つと、具体的な施策方法について解説しました。
Web集客とオフライン集客はターゲットを絞り込み、効果的に宣伝を行う必要があります。
「ホームページを整える」「SNS運用を始める」などできることから始めて、自社の認知度や集客力を強化してください。