プロジェクトの成否は、リソース配分にかかっているといっても過言ではありません。
限られたリソースを最大限に活用するには「リソース管理ツール」がおすすめです。
この記事ではITエンジニアを200名以上抱え、日々エンジニアのリソース管理を25年経験してきて効率化し、
リソース管理ツールを開発・運用している弊社、DXサービス事業推進部 佐々木舞美が無料から使えるリソース管理ツール6選と選び方、メリットやデメリットについて解説します。
エクセルで管理する課題点についてもお伝えするので、自社の運用方法を定めたい方はぜひ参考にしてください。

詳細は弊社コーポレートサイトをご確認ください

アサイン管理ツールfapi

【無料あり】リソース管理におすすめのツール6選

Trello

プロジェクトの大小に関わらず、チームやメンバーのタスクを一箇所で整理・追跡できるリソース管理ツールです。
大人数や大規模プロジェクトでの利用、ガントチャートやGoogleカレンダー機能を必要としない場合は無料プランから始めることをおすすめします。

料金プラン(月額)
FREE$0
STANDARD$6
PREMIUM$12.50
ENTERPRISE$210.00

ClickUp

『ClickUp』はタスクの階層化や時間の見積り、スマホアプリのリマインダー通知など、タスク管理に特化しているのが特徴です。
他にもタスクの進捗状況を自由にカスタムしたり、タスクが誰にアサインされているか簡単に確認できたりします。

料金プラン
FREE FOREVERFree
UNLIMITED$7
BUSINESS$12
ENTERPRISEASK

monday.com

タスク管理からプロジェクト管理まで、生産性の向上を支援するリソース管理ツールです。
親しみやすいレイアウトと操作性から、世界中で18万6,000以上、国内では500以上の企業から信頼を集めています。

料金プラン
BASIC1,110円/月
STANDARD1,400円/月
PRO2,700円/月
ENTERPRISEASK
14日間無料あり(ENTERPRISE除く)

Asana

「プロジェクトの期間内完遂度57%向上」「タスクにかかる時間を57%削減」など、確実な業務効率化につなげるプロジェクト・タスク管理ツールです。
無料プランがクレジットカード情報を登録せずに始められる点も、人気の理由です。

料金プラン
Basic0円/月・人
Premium1,200円/月・人
Business2,700円/月・人

Wrike

『Wrike』の無料プランは、タスクを格納するプロジェクト・フォルダの作成機能が便利です。
プロジェクトの下にフォルダを作成したりフォルダの下にプロジェクトを作ったりと、視覚的にわかりやすい管理が可能となります。

料金プラン
Free$0/月・人
Team$9.80/月・人
Business$24.80/月・人
2週間の無料トライアルあり

スキル管理・アサイン管理支援ツールfapi

『スキル管理・アサイン管理支援ツールfapi』はスキルの細分管理と効率的なアサイン管理で、全体工数をエクセル比85%カットに成功したリソース管理ツールです。
無料トライアルでは実際の画面を使いながら全機能を試せるため、エクセル・紙との業務工数の違いを体感できます。
スキルシートのエクセル出力機能を搭載し、スピード感のある要員提案を提供します。

料金プラン
ミニマム300円/月・人
スタンダード400円/月・人
プレミアム800円/月・人
1ヶ月無料トライアルあり
アサイン管理ツールfapi

リソース管理とは?

リソース管理とは、プロジェクトを効率的に進めるためのリソース(経営資源)を適切に管理する取り組みです。
企業にとってのリソースとは次の6つです。

  • ヒト(人材)
  • モノ(物資)
  • カネ(資金)
  • 時間
  • 情報
  • 知的財産

なかでも「人材」はプロジェクトの成否を左右するため、もっとも重要なリソースになります。
リソース管理ではメンバーのスキルや強み、連携力などを考慮した上で適切に業務を割り振る必要があります。
効果的・効率的にリソース管理を行いたい方は「リソース管理ツール」の導入がおすすめです。

リソース管理ツールは無料から利用できる!

リソース管理ツールはいくつか種類がありますが、無料プラン・無料デモを搭載したサービスが存在します。
スモールスタートを切りたい方は導入を検討してみるといいでしょう。
当記事では無料から使えるリソース管理ツールの特徴や機能比較を行なっているので、気になる方はこのまま読み進めてみてください。

【無料】エクセルでリソースを管理するメリット・デメリット

エクセルでリソース管理するメリット

  • 導入コストを抑えられる
  • オフィシャルサイトが提供するテンプレートを利用できる
  • 操作慣れしている社員が多い

リソース管理テンプレートを活用すれば、作成の手間を省ける上、カスタマイズが可能です。
エクセルに慣れている社員は多いですから、教育に時間がかからない点も優れています。

エクセルでリソース管理するデメリット

  • 効率的な方法とはいえない
  • 属人化の恐れがある
  • 複数人で同時編集ができない

管理する人数が増えると集計や分析に時間がかかってしまい、生産性が低下します。
複雑なマクロは管理を複雑にするので注意が必要です。

リソース管理ツールを導入するメリット・デメリット

リソース管理ツールを導入メリット

  • リソース・タスクを可視化できる上、他ツールとの互換性が高い(クラウド型の場合)
  • リソース管理の業務工数を大幅にカットできる
  • リスクマネジメント・チームマネジメントを強化できる
  • リソースをフル活用して利益につなげられる
  • 無料プラン・無料トライアルが豊富

他ツールと連携したり集計・分析が簡単に行えるなど、担当者の業務負担を削減できるのがメリットです。
リソースの可視化は、プロジェクトを効率的に進めるために欠かせないポイントとなります。
なお、ツールによっては無料トライアルのデータをそのまま製品版に引き継げます。

リソース管理ツールを導入するデメリット

  • 多機能な製品は教育に時間がかかる
  • 有料プランはコストがかかる

当たり前ですが、リソース管理ツールの有料プランは導入・運用にコストがかかります。
政府の「IT導入補助金」を活用すればコストの負担を軽減できるので、ぜひ活用してください。

リソースを管理するツールには5つのタイプがある【概要・機能比較】

目的によって5つのタイプがある

リソース管理ツールによって、単体あるいは複数のタイプの機能を有するものが存在する

自社に合ったものを

プロジェクト管理に対応しているタイプ

リソース管理以外にも、プロジェクト進捗やタスク管理などプロジェクト全体を把握できるツールです。
一画面に集約できるので作業効率がアップして、トラブルにも対応しやすくなります。

工数管理に特化しているタイプ

プロジェクトにかかった工数の入力、および最適化につなげるリソース管理ツールです。
「だれが」「どの作業に」「どれくらい」時間がかかるかを可視化して、作業の見直しや効率的な人員配置を実現します。

勤怠管理システムを搭載しているタイプ

勤怠管理システムを搭載したリソース管理ツールは、ムダなく確度の高いリソース管理が可能です。
勤怠管理と工数管理を連携すれば、原価計算を正確に行えたりタスクを多角的に分析できたりします。

人材評価が可能なタイプ

人事担当者の業務工数を削減したいときは、人事評価が可能なツールを選んでください。
リソース管理ツールでヒト・カネ、時間などを可視化すれば、プロジェクト終了後にスムーズに人事評価へ移行できます。
「なんとなく」ではなく客観的かつ公平な評価を行い、社員のモチベーションおよびエンゲージメントを向上してください。

アサイン管理に対応しているタイプ

アサイン管理に対応していれば、社員のスキルや業務経験などから適切な人員配置が可能となります。
適切な人員配置は、品質確保をはじめ納期の短縮化にも影響します。

IT・製造業のリソース管理:よくある質問(FAQ)

【共通・導入フェーズ】

Q
Jiraや既存のタスク管理ツールとの使い分けはどうすれば良いですか?
A

タスク管理(Jira等)は「作業の進捗」を追うもの、リソース管理は「人の稼働とスキル」を最適化するものです。これらを切り離して管理することで、現場の細かなタスクに左右されず、中長期的な要員計画や利益率の算出に集中できるメリットがあります。

Q
Excelからの移行で、現場の入力負荷は増えませんか?
A

むしろ削減されます。Excel管理で発生していた「ファイルの競合」「転記作業」「集計ミス」がなくなります。ドラッグ&ドロップによる直感的なアサイン操作や、スマホからの簡易入力に対応したツールを選ぶことで、現場の定着率は大幅に向上します。

【IT業界特化:スキルとアサイン】

Q
導入から運用定着まで、一般的にどのくらいの期間が必要ですか?
A

組織規模によりますが、1ヶ月〜3ヶ月が目安です。まずは特定の1プロジェクトや1部署でスモールスタートし、成功事例(工数削減効果など)を社内に共有してから全社展開するのが失敗しない鉄則です。

Q
エンジニアの「スキル」をどのようにデータ化すべきですか?
A

言語やフレームワークだけでなく、「上流工程の経験」「リーダー経験」「ドメイン知識(金融、EC等)」をタグ形式で管理することをおすすめします。これにより、急な増員が必要な際も、最適な人材を即座にフィルタリング可能です。


Q
協力会社(パートナー)のリソースも一括管理できますか?
A

可能です。自社社員とパートナーを区別して登録し、プロジェクトごとの原価計算に反映させることができます。権限設定により、パートナーには特定の情報のみを閲覧・入力させる運用も一般的です。

Q
アジャイル開発のように、アサインが頻繁に変わる現場でも使えますか?
A

はい。リアルタイム更新が強みのツールであれば、スプリントごとの要員配置変更も即座に反映されます。全体の稼働率を可視化することで、特定メンバーへの過負荷を未然に防ぐ「燃え尽き防止」にも寄与します。


【製造業界特化:工数と原価】

Q
設計部門の「目に見えにくい工数」をどう可視化しますか?
A

「設計」「試作」「評価」「修正」など、工程を細分化してプリセットすることで、ブラックボックス化しがちなホワイトカラーの工数を透明化できます。これにより、見積もりの精度向上とリードタイム短縮が実現します。

Q
拠点間(工場・本社・海外)でのリソース調整は可能ですか?
A

クラウド型ツールであれば、全拠点の稼働状況をリアルタイムで共有できます。例えば「A工場の設計リソースが不足しているため、B工場のメンバーを一部アサインする」といった全社最適の意思決定が可能になります。

Q
多能工化(マルチスキル化)の推進に役立ちますか?
A

非常に有効です。各作業員の習熟度を可視化することで、「誰がどの工程を担当できるか」が明確になります。教育が必要なメンバーを特定し、計画的なジョブローテーションを行うための根拠データとして活用いただけます。

Q
製造原価管理システム(ERP)とのデータ連携はできますか?
A

多くのツールがCSV出力に対応しており、工数データ(直接労務費)をERPや原価管理システムへ容易に受け渡せます。これにより、手入力による転記ミスを排除し、正確な製品原価の把握を支援します。

まとめ

今回は無料から使えるリソース管理ツールの概要とメリット・デメリット、厳選したおすすめツール6選を解説しました。
リソース管理ツールはプロジェクトで発生するタスクの進捗や課題、リスクに対応しながら効率的にプロジェクトを進行します。
本記事や資料、無料トライアルを活用して、自社に合った機能を探すことが大切です。

限られたリソースを最大限に発揮して、タスクを一つひとつ消化しながらプロジェクト達成・利益確保を目指してください。