プロジェクトの成功に欠かせないのが、プロジェクトメンバー・チームの構成です。

プロジェクトのスムーズな進行や成果物の品質は、メンバーによって大きく変化するからです。

この記事ではプロジェクトメンバー・チームを構成するメリットからそれぞれの役割、立ち上げ方までを解説します。

プロジェクトを成功させるポイントや注意点、チーム編成を効率化するツールも紹介するので「プロジェクトで失敗したくない」という方はぜひ最後までご覧ください。

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プロジェクトメンバー・チームとは?

プロジェクトメンバー・チームとは?

プロジェクトメンバーとは、プロジェクトを達成するために結成されたチームを構成する人たちを指します。

一般的にはクライアントやユーザーの課題を解決するプロジェクトを発足し、プロジェクトに適した人材を社内外から招集してチームを編成します。

プロジェクトチームは、システム開発などを行うIT企業で組まれることが多いです。

プロジェクトは数ヶ月から数年単位で実施されることが多く、プロジェクトが完了するとチームが解散するという流れになります。

プロジェクトメンバー・チームを構成するメリット

プロジェクトメンバー・チームを構成するメリット

プロジェクトメンバー・チームを構成するメリットは大きく3つです。

  • プロジェクトに最適なメンバーを招集できる
  • チーム内でコミュニケーションが取りやすい
  • クライアントからの要望変更に対応しやすい

プロジェクトメンバーを構成するメリットは、プロジェクトを達成するためだけに、最適な人材を確保できることです。

例えば新規事業でアプリを開発する際に、ゼロから開発できるエンジニアのみでチームを構成できます。

目的意識が一致したメンバー同士が集まるため、コミュニケーションが取りやすくお互いに協力し合える関係になりやすいです。

発足したチームはそのプロジェクトにだけリソースを投下するので、クライアントからの急な要望変更に対応しやすいというメリットもあります。

プロジェクトメンバーの各役割・管理体制

プロジェクトメンバーの各役割・管理体制

ここではプロジェクトメンバーの役割や管理体制を紹介します。

プロジェクトマネージャー(PM)

PMはプロジェクト全体の進行管理を担います。

具体的な仕事内容はプロジェクト計画の策定やQCD管理、ステークホルダーとの打ち合わせなど幅広いです。

高度なスキルや専門知識、コミュニケーション力が問われる職業で、チームの最重要ポジションといえます。

プロジェクトリーダー(PL)

PLは現場リーダーとして、各工程ごとにチームの指揮系統を担います。

自ら実務をこなしながら、メンバーに指示を出したり意見をまとめたりするのが普段の仕事内容です。

PLとPMの違いですが、PLには計画通りにプロジェクトが進むように調整する役割があり、PMは総責任者として全体を管理する役割があります。

プロジェクトメンバー

プロジェクトメンバーの役割は、プロジェクトの目的を達成するために各タスクをこなすことです。

チームを構成するメンバーの割合は、ほとんどがプロジェクトメンバーとなります。

専門的な知識やスキルに加えて、メンバー同士でコミュニケーションを取る能力も必要です。

プロジェクトメンバー・チームの立ち上げ・構成方法

プロジェクトメンバー・チームの立ち上げ・構成方法

ここでは、プロジェクトメンバー・チームの立ち上げから構成方法までをお伝えします。

プロジェクト計画の立案

PMが指揮を取り、プロジェクトを成功させるためのプロジェクト計画を明確化します。

明確化する内容は以下のとおりです。

  • プロジェクトの目標・目的
  • スケジュール
  • タスク
  • QCD(品質・コスト・開発期間)

チームメンバーの意見も取り入れて、目標や求める成果をきちんと共有することが大切です。

計画のイメージが固まったら計画書やスケジュール表を作成し、メンバー全員の足並みを揃えましょう。

プロジェクトメンバー・チームの体制図・組織図を作る

プロジェクト計画を立案したら、引き続きPMがチームの体制図を作成します。

体制図とは調達すべき人材と人数、業務の役割を示した図のことで、プロジェクト運営をスムーズにするために欠かせないものです。

体制図がわかりにくいと「情報共有や確認を誰にするのかわからない」といった問題が起こる可能性があります。

わかりやすい体制図を作るためには、以下の4つを意識してください。

  • 指揮系統を一本化する
  • 役割分担を明確にする
  • 変更点があればすぐに反映させる
  • 誰が見てもわかりやすいようにする

体制図を作成したら、それぞれのメンバーの立場や指揮系統を明確にする組織図も作成しましょう。

各メンバーにタスクを割り振り、実行する

PMは作成した体制図や組織図に従い、各メンバーにタスクを割り振りプロジェクトを実行します。

全メンバーで作業内容を共有すれば、トラブルがあった際にスムーズに協力することが可能です。

それぞれのメンバーが役割を全うすることで、プロジェクトの成功が見えてくるのです。

プロジェクトを成功させる5つのポイント

プロジェクトを成功させる5つのポイント

プロジェクトを成功させる、5つのコツを確認しましょう。

部門横断コラボレーションの促進

プロジェクトの成功には、知識やスキルをもった人材でメンバーを構成しなければなりません。

部門を横断してメンバーを集めることで、適切なメンバーを構成できます。

部門横断コラボレーションの促進のため、日頃から人材を把握してスキル管理やコミュニケーションを取っておくことが重要です。

プロジェクトチーム・メンバーの人選(アサイン)

プロジェクトの成功は、プロジェクトメンバー・チームの人選に大きく左右されます。

スムーズなプロジェクトアサインの実現には、アサイン管理ツールが便利です。

アサイン管理ツールとは人材のスキルや資格、業務経験などを一元管理して、適材適所のアサインを実現するツールを指します。

プロジェクト運営中にも活用され、タスクの遅れに対して迅速かつフレキシブルに対応できるのがメリットです。

プロジェクト構成メンバーでのコミュニケーション

構成されたプロジェクトメンバー同士による、密なコミュニケーションも欠かせません。

メンバー間でプロジェクトの目標や方向性の認識がズレていると、プロジェクトの成功はおろか達成するのも難しいでしょう。

PMやPLは意見交換する場を提供し、メンバーの足踏みを揃えておくようにしてください。

経営層のサポート

プロジェクトを成功させるポイントの4つ目は、経営層からのサポートです。

具体的にはメンバーが業務に集中できるように関係部署へ依頼をしたり、運営に必要なリソースを工面したりするといったものです。

PMは経営陣任せにしないで、求めるリソースや問題報告などを詳細かつ速やかに報告するようにしてください。

目標・目的達成の進捗の把握

プロジェクトの目標と目的を明確にして、プロジェクトメンバー間で共有します。

進捗を把握しつつ何度も目標と目的を確認し、認識にズレが発生していないかをチェックしましょう。

また、不明点や問題が発生してもそのまま放置しないことも大切です。

放置するとコスト面やクライアントへの信頼面で、大きな損失になるので注意してください。

プロジェクトメンバー構成で管理上の注意したいポイント

プロジェクトメンバー構成で管理上の注意したいポイント

バッファ取り過ぎ

プロジェクトメンバー構成で注意したいのが、バッファを取りすぎないことです。

プロジェクトにおけるバッファとは、リソースの「予備」やスケジュールの「余裕」を意味します。

余裕があるのはいいことですが、プロジェクトメンバーに余裕がありすぎてもムダにつながります。

なんとなくでバッファを設定せずに、メンバーの力量や各工程にかかる時間をしっかりと把握しましょう。

納期の遅延

プロジェクトの納期遅延は、クライアントからの信用問題に大きく関わります。

プロジェクトメンバーを構成する際は、一人ひとりのスキルや能力を正確に把握しておくことが大切です。

プロジェクト進行中にトラブルはつきものです。

トラブルへ臨機応変に対処できるように、スケジュールを把握したりスキルを管理をしたりすることは、とても大切といえます。

プロジェクトメンバー構成を効率化し課題を解決するツール【スキル管理・アサイン管理支援ツールfapi】

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「fapi」はスキル管理とアサイン管理を一本化して、プロジェクトメンバー構成を効率化するクラウドツールです。

ご存知のとおり、プロジェクトの成否はプロジェクトメンバーの構成によって大きく変わります。

「fapi」はエンジニアのスキル管理や、ITプロジェクトのアサイン管理に必要な諸機能を搭載しています。

プロジェクト動向をリアルタイムで把握して、最適なメンバーを採用したりスピーディーな提案を実現できたりすることが可能です。

プロジェクトでは納期遅延を出さずに余裕を持って業務を進行したい、と思う方は多いことでしょう。

「Excelの属人化した管理から脱却したい」「手間なくプロジェクトメンバーを構成したい」という方は、無料デモをぜひ試してみてください。

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まとめ

今回はプロジェクトを成功させるために必要な、プロジェクトメンバー・チームの構成についてお伝えしました。

適材適所のプロジェクトメンバーを配置するためには、正確なスキル管理・アサイン管理が欠かせません。

ぜひこの記事を参考にして、クライアントから信頼されるプロジェクトメンバー・チームを構成してみてください。