スキル管理・アサイン管理支援ツールfapi(ファピー)を提供する株式会社エフ・ディー・シーのDXサービス事業推進部 佐々木舞美が、200名以上のITエンジニアのスキル管理・アサイン管理を25年以上行ってきた実務経験をもとに、IT企業・SES企業向けの人事管理システムおすすめ6選を徹底比較します。

「エンジニアのスキル情報を一元管理したい」「アサイン業務を効率化したい」「一般的な人事システムではIT企業特有のニーズに合わない」――本記事では、IT企業が人事管理システムを選ぶ際の5つのポイントから各製品の機能・料金・比較表まで解説します。

目次
  1. 人事管理システムを導入するメリット
  2. IT企業が人事管理システムを選ぶ際の5つのポイント
    1. ①スキル・技術情報の管理に対応しているか
    2. ②アサイン管理・稼働管理との連携
    3. ③業務経歴・プロジェクト実績の蓄積
    4. ④企業規模・料金体系の適合性
    5. ⑤既存システムとの連携・セキュリティ
  3. 人事管理システムの3タイプ
  4. 人事管理システムおすすめ6選【IT企業向け】
    1. ①fapi(ファピー)|ITエンジニアのスキル管理・アサイン管理に特化
      1. fapiの主な機能
    2. ②SmartHR|労務管理クラウド7年連続シェアNo.1
      1. SmartHRの主な機能
      2. SmartHRの料金プラン
    3. ③カオナビ|タレントマネジメントシェアNo.1の直感的UI
      1. カオナビの主な機能
      2. カオナビの料金プラン
    4. ④jinjer(ジンジャー)|統合型で人事・労務・経費を一本化
      1. jinjerの主な機能
      2. jinjerの料金プラン
    5. ⑤マネーフォワード クラウド人事管理|低コストでバックオフィスを一元化
      1. マネーフォワード クラウド人事管理の主な機能
      2. マネーフォワード クラウド人事管理の料金プラン
    6. ⑥HRBrain|累計4,000社以上の柔軟なタレントマネジメント
      1. HRBrainの主な機能
      2. HRBrainの料金プラン
  5. 人事管理システムおすすめ6選 比較表
  6. 人事管理システムに関するよくある質問
    1. Q. IT企業に特化した人事管理システムは必要ですか?
    2. Q. 人事管理システムの導入コストの目安は?
    3. Q. クラウド型と自社構築型(オンプレミス)はどちらがよいですか?
    4. Q. 中小企業でも人事管理システムは必要ですか?
    5. Q. 無料トライアルは利用できますか?
  7. まとめ

人事管理システムを導入するメリット

  • 業務効率化・ペーパーレス化:入社手続き・年末調整・評価シートをオンラインで完結でき、紙・Excel管理の手間を大幅に削減できます。
  • データの一元管理:従業員情報・スキルデータをひとつのシステムで管理し、情報の分散やミスを防げます。
  • タレントマネジメントの強化:蓄積データを活用して人員配置の最適化や育成計画が立案しやすくなります。
  • 法改正への迅速な対応:クラウド型はアップデートが自動的に行われ、労働法改正にも素早く対応できます。
  • コスト削減:管理工数の削減により、人件費・印刷費・郵送費を抑えられます。

IT企業が人事管理システムを選ぶ際の5つのポイント

一般的な人事管理システムは「労務管理」「勤怠管理」「給与計算」を中心に設計されています。IT企業・SES企業ではそれに加えてエンジニアのスキル管理・プロジェクトアサイン管理・業務経歴の蓄積という独自ニーズがあります。以下の5点を軸に選定することをおすすめします。

①スキル・技術情報の管理に対応しているか

プログラミング言語・フレームワーク・保有資格などを体系的に登録・検索できるかどうかはIT企業にとって最重要な選定基準です。スキルツリー形式での管理や習熟度レベルの設定ができると、アサイン検討や育成計画に直結して活用できます。

②アサイン管理・稼働管理との連携

SES・受託開発企業では誰がどのプロジェクトにアサインされているかのリアルタイム把握が不可欠です。スキル情報と稼働状況を同一画面で確認できるシステムならアサイン検討の工数を大幅に削減できます。

③業務経歴・プロジェクト実績の蓄積

エンジニアの業務経歴をシステム上で蓄積・管理できると、提案書への反映や採用・評価に活用できます。プロジェクト終了後に自動で経歴へ反映できる仕組みがあると運用負荷を大幅に下げられます。

④企業規模・料金体系の適合性

従業員数に応じた従量課金制が一般的です。中小規模(〜50名)向けに低コストで始められるプランも多いため、現在の人数と拡張性を踏まえて比較しましょう。

⑤既存システムとの連携・セキュリティ

給与計算・勤怠管理・会計ソフトとのAPI連携の可否と、マイナンバー・個人情報を扱う観点でのセキュリティ要件(Pマーク・ISO27001・二段階認証など)を必ず確認しましょう。

人事管理システムの3タイプ

タイプ 向いている企業 代表的なシステム
労務管理特化型 入社手続き・給与計算の効率化を優先したい企業 SmartHR、マネーフォワード クラウド人事管理
タレントマネジメント特化型 評価・育成・人材配置の最適化を図りたい企業 カオナビ、タレントパレット、HRBrain
IT特化型(スキル・アサイン管理) エンジニアのスキル管理・プロジェクトアサインを効率化したいIT・SES企業 fapi(ファピー)
統合型(オールインワン) 労務〜タレントマネジメントまで一本化したい企業 jinjer、HRBrain

人事管理システムおすすめ6選【IT企業向け】

①fapi(ファピー)|ITエンジニアのスキル管理・アサイン管理に特化

スキル管理アサイン管理支援ツールfapi

fapiは、SES・受託開発企業を中心に20年以上のシステム開発ノウハウをもとに開発されたクラウドサービスです。エンジニアのスキル情報をツリー形式で体系的に管理し、稼働状況と組み合わせてプロジェクトへの最適アサインを支援します。一般的な人事システムでは対応しにくい「ITエンジニア特有の管理ニーズ」を満たす点が最大の強みです。

fapiの主な機能

  • スキルツリー形式でのスキル情報管理(技術スキル・資格・習熟度レベル)
  • プロジェクトアサイン管理・稼働状況のリアルタイム把握
  • 業務経歴表のExcel出力(提案書・契約書対応)
  • アサイン状況から業務経歴への自動連携
  • スキル×稼働の横断検索による最適候補者の抽出
  • 見込み案件への事前候補者リストアップ機能
こんな企業におすすめ

・SES・受託開発企業でエンジニアのスキル管理・アサイン管理を効率化したい企業
・Excelでのスキル管理・アサイン管理に限界を感じている企業(目安:20名以上)
・提案書作成のための業務経歴管理を効率化したい企業

②SmartHR|労務管理クラウド7年連続シェアNo.1

SmartHRは従業員のスキル管理に使える?機能も解説

SmartHRは労務管理クラウド7年連続シェアNo.1を誇るクラウド人事労務ソフトです(2025年末時点で登録社数7万社以上、サービス利用継続率99%)。入社手続き・年末調整・給与明細などの労務業務をペーパーレス化できるほか、タレントマネジメント機能も充実しています。

SmartHRの主な機能

  • 入社手続き・雇用契約のオンライン化
  • 勤怠管理・給与計算
  • 人事評価・配置シミュレーション・eラーニング
  • HRアナリティクス・従業員サーベイ
  • AIアシスタント・ID管理(SSO/SAML対応)
  • マネジメント育成計画・採用管理

SmartHRの料金プラン

プラン名 月額費用 特徴
¥0プラン 無料 従業員30名まで。基本の労務機能を無料で利用可能
労務管理プラン 要問い合わせ 従業員50名以下の中小企業向け。労務管理の全機能が利用可能
人事・労務エッセンシャルプラン 要問い合わせ 労務管理のペーパーレス化・効率化に重点を置いたプラン
タレントマネジメントプラン 要問い合わせ 従業員データを活用した組織成長・人材育成向けプラン
HRストラテジープラン 要問い合わせ 労務管理とタレントマネジメントの全機能を網羅した最上位プラン

※初期導入費用・サポート費用は全プラン0円。15日間の無料トライアルあり。

こんな企業におすすめ

・労務手続きのペーパーレス化・効率化を最優先したい企業
・スモールスタートしたい中小企業(無料プランあり)
・人事データを戦略的に活用したい成長企業

③カオナビ|タレントマネジメントシェアNo.1の直感的UI

カオナビkaonavi

カオナビはタレントマネジメントシステムシェアNo.1(ITR Market View:人材管理市場2023ほか)として2024年12月時点で4,500社以上に導入されています。顔写真が並ぶ直感的な画面設計が特徴で、ITリテラシーに関わらず誰でも使いやすいUI/UXを実現しています。

カオナビの主な機能

  • 人材情報の一元化・見える化(顔写真付き組織図)
  • 人事評価・スキル管理・異動・配置シミュレーション
  • 採用管理(カオナビ採用:2026年2月リリース)
  • エンゲージメント向上・従業員サーベイ
  • 人的資本の情報開示(サステナビリティ開示対応)
  • リスキリング支援・外部サービスとのAPI/SSO連携

カオナビの料金プラン

プラン名 月額費用 特徴
人事DXプラン 要問い合わせ 労務業務の効率化から人材データ活用まで幅広く対応
タレントマネジメントプラン 要問い合わせ 人材育成・評価・配置に特化したプラン

※料金は登録人数により変動。詳細は公式サイトよりお問い合わせください。

こんな企業におすすめ

・人材情報を視覚的に把握したい企業
・タレントマネジメントを本格的に運用したい中堅〜大企業
・人的資本経営への対応を急ぎたい企業

④jinjer(ジンジャー)|統合型で人事・労務・経費を一本化

jinjer

jinjerは人事労務・勤怠・給与・評価・経費など10以上のサービスを統合データベースで一元管理できる統合型クラウド人事システムです。必要な機能だけを自由に組み合わせて利用でき、マツダ・モスフードサービス・阪神タイガースなど業種・規模を問わず幅広い企業に導入されています。

jinjerの主な機能

  • 人事労務・勤怠・給与計算の統合管理
  • 人事評価・ワークフロー・経費管理
  • 組織診断サーベイ・eラーニング・人的資本経営データ分析
  • 福利厚生管理

jinjerの料金プラン

項目 費用 備考
月額利用料 月額300円〜/名(税別) 利用する機能・人数の組み合わせで変動。ボリュームディスカウントあり
初期費用 要問い合わせ 詳細は公式サイトへ
こんな企業におすすめ

・人事労務から給与・経費まで業務を一本化したい企業
・必要な機能だけを選んでコストを最適化したい企業
・中堅〜大規模企業で複雑な組織管理が必要な企業

⑤マネーフォワード クラウド人事管理|低コストでバックオフィスを一元化

マネーフォワード クラウド人事管理は給与・勤怠・会計などマネーフォワードシリーズとシームレスに連携できる点が最大の強みです。グループ会社のサービス利用事業者数は19万事業者を突破(2024年11月時点)しており、中小企業向けに低価格プランが用意されています。

マネーフォワード クラウド人事管理の主な機能

  • 従業員・組織情報の一元管理(カスタム項目対応)
  • 情報収集フォームの作成・ペーパーレス化
  • 多段階承認・柔軟な承認設定
  • 従業員情報の履歴管理(適用開始日指定)
  • マネーフォワード クラウド給与・勤怠・社会保険との連携

マネーフォワード クラウド人事管理の料金プラン

対象 年払い(月額換算) 月払い
法人向け(50名以下) 2,480円/月〜 3,980円/月〜
法人向け(51名以上) 要問い合わせ(初期費用0円)
こんな企業におすすめ

・すでにマネーフォワード クラウドシリーズを利用している企業
・低コストで人事管理のデジタル化を始めたいスタートアップ・中小企業
・バックオフィス全体の一元連携を図りたい企業

⑥HRBrain|累計4,000社以上の柔軟なタレントマネジメント

HRBRAIN

HRBrainは累計導入社数4,000社以上(2026年1月時点)のクラウド型人事・タレントマネジメントシステムです。タレントマネジメント・人事評価・労務管理・サーベイの4領域をカバーしており、必要な製品を自由に組み合わせて段階的に導入できます。

HRBrainの主な機能

  • タレントマネジメント:組織図・組織分析・ダッシュボード・360度評価・スキル管理・ラーニング
  • 人事評価:評価テンプレート・ワークフロー設定・1on1/スキルチェック
  • 労務管理:入退社手続き・マイナンバー管理・Web給与明細・電子申請・年末調整
  • サーベイ:組織診断サーベイ・パルスサーベイ・ストレスチェック
  • オプション:社内チャットボット・SSO・多言語対応・福利厚生など

HRBrainの料金プラン

項目 費用 備考
月額利用料・初期費用 要問い合わせ 利用人数・製品の組み合わせで変動。7日間無料トライアルあり
こんな企業におすすめ

・人事評価制度の整備・タレントマネジメントを本格化したい企業
・必要な機能だけを選んで段階的に導入したい企業
・組織サーベイ・エンゲージメント管理を強化したい企業

人事管理システムおすすめ6選 比較表

サービス名 初期費用 月額費用 無料トライアル 得意な領域 おすすめ規模
fapi 要問い合わせ 要問い合わせ デモ申込あり エンジニアのスキル管理・アサイン管理 IT・SES企業(20名〜)
SmartHR 0円 無料プランあり(30名まで)/有料は要問い合わせ 15日間 労務管理・タレントマネジメント 中小〜大企業
カオナビ 要問い合わせ 要問い合わせ あり(要問い合わせ) タレントマネジメント・評価 中堅〜大企業
jinjer 要問い合わせ 月額300円〜/名 あり(要問い合わせ) 統合型(労務〜経費) 中小〜大企業
マネーフォワード 0円 2,480円/月〜(法人50名以下・年払い) あり(要問い合わせ) 人事情報管理・サービス連携 スタートアップ〜中小
HRBrain 要問い合わせ 要問い合わせ 7日間 タレントマネジメント・評価・サーベイ 中堅〜大企業

人事管理システムに関するよくある質問

Q. IT企業に特化した人事管理システムは必要ですか?

SES・受託開発企業では、エンジニアのスキル管理・プロジェクトアサイン・業務経歴の蓄積というニーズが一般企業と異なります。汎用的な人事システムでこれらをカバーしようとすると運用が煩雑になるケースが多く、IT特化型ツールを組み合わせることで管理効率が大幅に改善します。

Q. 人事管理システムの導入コストの目安は?

従業員1名あたり月額300〜600円前後が相場です。SmartHRやマネーフォワード クラウドのように初期費用0円のサービスもあります。複数社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。

Q. クラウド型と自社構築型(オンプレミス)はどちらがよいですか?

近年はクラウド型が主流です。初期費用を抑えられ、法改正への自動対応や機能アップデートを継続的に受けられるメリットがあります。セキュリティ要件が特に厳しい大企業・官公庁ではオンプレミス型を選ぶケースもありますが、まずはクラウド型から検討するのが一般的です。

Q. 中小企業でも人事管理システムは必要ですか?

従業員数が少なくても導入は業務効率化に大きく貢献します。SmartHRの無料プラン(30名まで)やマネーフォワード クラウドの低価格プランは中小企業でも導入しやすい選択肢です。採用・育成に注力したい成長企業ほど早期導入の恩恵を受けやすいといえます。

Q. 無料トライアルは利用できますか?

SmartHRは15日間、HRBrainは7日間の無料トライアルが可能です(2026年3月時点)。fapiについてはデモ申込・資料請求をご利用ください。

まとめ

IT企業が人事管理システムを選ぶ際は、一般的な「労務管理」「タレントマネジメント」に加えてエンジニアのスキル管理・アサイン管理・業務経歴の蓄積への対応が重要な選定基準となります。

  • fapi:SES・受託開発企業向けのスキル管理・アサイン管理に特化したIT特化型
  • SmartHR:労務管理クラウドNo.1。無料プランあり、スモールスタートに最適
  • カオナビ:タレントマネジメントNo.1。人材情報の可視化と人的資本経営対応に強い
  • jinjer:人事〜経費まで一本化したい企業向けの統合型。月額300円〜/名
  • マネーフォワード:バックオフィスの一元連携と低コスト導入に強み
  • HRBrain:評価・タレントマネジメント・サーベイを柔軟に組み合わせて使いたい企業向け

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スキル管理アサイン管理支援ツールfapi