ITエンジニアや社員のスキル管理ツールfapi(ファピー)を提供する株式会社エフ・ディー・シーのDXサービス事業推進部 佐々木舞美が、fapiの導入事例を紹介します。
fapiを導入いただいた企業様に共通するのは、Excel管理による情報の散在や更新の属人化に悩んでいたことでした。「実際にどんな企業が使っているの?」「導入すると何が変わるの?」という疑問に公式掲載の事例をもとにお答えしますので、自社と重なる課題がないか確かめながら読んでみてください。
fapiの導入事例に共通する3つの課題
fapiの導入事例を振り返ると、導入前の悩みは驚くほど共通しています。多くの企業様が、次のような状態からスタートしていました。
- 社員のスキル情報や業務経歴がExcelファイルでファイルサーバー上に散在している
- 更新作業が担当者や現場任せになり、最新の情報が見えない
- 提案用のスキルシート作成やアサイン検討に時間がかかっている
そして導入後は、提案リードタイムの短縮、レポート作成時間の削減、属人化の解消といった変化を実感いただいています。単なるスキル台帳の置き換えではなく、人材情報を検索・提案・配置判断にすぐ使える状態へ変えることが、fapi活用の共通テーマです。それでは、3社の事例を具体的に見ていきましょう。
fapiの導入事例3選
ここでは、公式サイトに掲載している導入事例の中から、ITソフトウェア開発企業3社の事例を紹介します。いずれもExcel管理からの移行を経験された企業様です。
サンネット株式会社様:提案までのリードタイムを大幅に短縮
独立系SIerのサンネット株式会社様では、社員の業務経歴やスキル情報がExcelファイルでファイルサーバー上に散在し、必要な情報を探すだけで時間がかかっていました。多くの社員が顧客先に常駐しているため、社内に戻らないとスキルシートを更新できないことも課題でした。
導入の決め手は、fapiがスキル管理とアサイン管理に特化しており、求めるコア機能に最もフィットしていたこと、そして規模感に合った料金設定だったことです。
導入前は、営業担当者が上司を通じて更新を依頼し、スキルシートを顧客に提示するまで2〜3日かかることもありました。導入後はこのタイムラグがなくなり、タイムリーな技術者提案によって商談の機会損失を防げるようになったと伺っています。
現在は営業担当やプロジェクトリーダーだけでなく、人事・採用のマネージャーも活用し、応募者へのスキルレベルの紹介にも役立てていただいています。プロジェクト開始時のチェックシートにfapiの更新を組み込み、更新漏れを防ぐ工夫も参考になる事例です。
コアーズ株式会社様:1〜2日かかっていたレポート作成が約10分に
ソフトウェア受託開発・技術者派遣を手がけるコアーズ株式会社様では、業務経歴書のフォーマットがExcelやWordでばらつき、どれが最新版か分かりにくい状態でした。外勤中の技術者への修正依頼はメールのやり取りとなり、対応に2〜3日かかるケースもあったそうです。
決め手となったのは、現場の実態に合った柔軟性と、セキュリティ認証を取得している安心感です。官公庁案件も多く扱われているため、クラウド利用のセキュリティを重視されていました。業務経歴書のフォーマット修正にも柔軟に対応できた点を評価いただいています。
導入後は、fapiを通じた更新依頼で期日を明確に伝えられるようになり、抜け漏れを防止。従来は丸1〜2日かかることもあった資格・スキル一覧のレポートを、約10分で作成できるようになりました。
Excelに近い操作感で表示項目の切り替えやソートができる点も、現場で好評とのことです。今後はスマホ対応を活かした外出先での技術者情報の確認など、営業支援や人材戦略への活用も広げていきたいと伺っています。
常磐システムエンジニアリング株式会社様:エンジニア提案が8時間から1時間に
常磐システムエンジニアリング株式会社様では、営業担当者やPMが記憶を頼りにアサインの大枠を考え、ファイルサーバー上のExcelで確認するという流れでした。最新状況をリアルタイムで把握できず、工数超過やアサイン漏れによる待機エンジニアの発生といった問題も起きていました。
導入後は、エンジニア情報とプロジェクト情報がデータベース化され、属人的な管理から脱却。スキル項目の編集権限をエンジニア自身に付与したことで、更新を依頼して待つ時間そのものがなくなりました。
その結果、お客様へのエンジニア提案にかかる時間は、従来の約8時間から1時間へと大幅に短縮。アサイン情報を登録すると業務経歴表が自動で更新される点も、手間を減らすポイントになっています。
そのほか、月1回の営業会議でfapiのデータを確認しながらアサインを議論したり、レポート機能で「どの業種や言語に強いか」という社内の強みを可視化して会社案内や採用に活かしたりと、活用場面は広がっています。
導入事例から見えるメリットと確認しておきたい点
3社の事例に加えて、実は開発元である当社自身もfapiのユーザーです。かつてはExcelで約150名のエンジニア情報を管理していましたが、fapi導入後の運用実績値(2017年7月〜2018年10月)では、全体の工数を85%カットできました。
こうした事例を踏まえて、fapi導入のメリットと、検討時に確認しておきたい点を整理します。
| メリット | 確認しておきたい点 |
|---|---|
| スキル情報や業務経歴を一元管理できる | 現行の管理項目をどこまで移行するか事前に整理する |
| 提案資料やレポートの作成時間を短縮できる | 部門ごとの入力ルールを決めて運用のぶれを防ぐ |
| アサイン検討に必要な情報を横断的に探せる | 自社に合う設定はデモや相談で運用イメージを確認する |
| Excel管理で起きやすい属人化を解消できる | StandardとPremiumは最低契約人数100名からのため条件を確認する |
導入事例はあくまで各社の課題や運用に基づくもので、効果の出方は企業によって異なります。それでも、「情報の散在」「更新の遅れ」「提案や配置判断に時間がかかる」という悩みを持つ企業にとって、参考になるヒントが詰まった事例ばかりです。
fapiが向いている企業
導入事例の傾向から、fapiは次のような企業に特に向いています。
- Excelやファイルサーバーでスキル情報を管理しており、検索や更新に手間を感じている企業
- SESや受託開発などで、提案用の業務経歴書やスキルシートを頻繁に扱う企業
- 営業・PM・人事など複数の部門で同じ人材情報を確認したい企業
- 社員のスキル・経験・稼働状況を見える化して配置判断を進めたい企業
今回の3社はいずれもITソフトウェア開発企業ですが、fapiは管理項目を自由に設定できるため、専門人材のスキルと稼働状況を扱う組織であれば業種を問わず活用いただけます。
あわせて、導入前に「どの部署が何の目的で使うのか」「誰が更新責任を持つのか」を決めておくと、活用が定着しやすくなります。事例で紹介したような運用の工夫も、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:fapiの導入事例は公式サイトでさらに詳しく
fapiの導入事例に共通するのは、散在していた人材情報をまとめ、提案・検索・配置判断のスピードを上げるという活用の方向性です。Excel管理に限界を感じている企業にとって、現状を見直すヒントになれば幸いです。
各事例ページでは、導入時の懸念や社内へ浸透させる工夫まで、インタビュー形式で詳しく紹介しています。公式サイトには今回紹介しきれなかった導入事例や、機能・料金の詳細もありますので、自社の課題と近い事例がないか、ぜひチェックしてみてください。
