はじめに:VB6移行の予算確保が「今」急務な理由

Windows 10のサポート終了(2025年10月)を経て、2026年現在、多くの企業がWindows 11への完全移行を余儀なくされています。その中で最大の障壁となっているのが、長年使い続けてきたVisual Basic 6.0(VB6)資産です。

「移行には億単位の費用がかかる」というイメージを持たれがちですが、実は適切な手法を選べばコストは劇的に抑えられます。本記事では、VB6マイグレーションの最新費用相場と、予算を最適化する「コンバージョン」の仕組みを多くのシステム開発に25年以上携わりながらISO9001を取得している弊社の開発本部 佐藤が解説いたします!

弊社の紹介は、企業情報ページをご確認ください。


【比較表】移行手法による費用・期間・品質の決定的な違い

滞在時間を高め、読者が即座に判断できるよう、冒頭に「新規構築」と「マイグレーション(コンバージョン)」の比較を設置しました。

比較項目新規構築(フルスクラッチ)マイグレーション(コンバージョン)
主な特徴ゼロから要件定義して作り直す現行のロジックを最新言語へ変換する
費用相場5,000万円 〜 数億円500万円 〜 5,000万円
開発期間1年 〜 3年(要件定義が長期化)3ヶ月 〜 1年(最短期間で完了)
工程数12工程(設計からやり直し)7工程(既存資産を再利用)
コスト削減率0%(基準値)50% 〜 70% 削減可能
操作感の変化激変(現場教育が必要)変わらない(即座に業務可能)
将来性◎ 最新技術を導入可能〇 .NET環境での長期運用が可能

結論: 業務プロセスを抜本的に変える必要がない場合、コストパフォーマンスが最も高いのは「マイグレーション(コンバージョン)」です。

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VB6移行の費用相場(規模別ガイド)

VB6システムの移行費用は、主に「画面数」「帳票数」「ステップ数(コード量)」で決まります。以下は、弊社「VBリメイク工房」での実績に基づく2026年現在の目安です。

① 小規模システム(部門管理ツール等)

  • 目安: 10〜20画面、シンプルなファイル入出力中心
  • 費用感: 300万 〜 800万円
  • 期間: 3〜5ヶ月
  • ポイント: 社内ツールや特定の部署だけで完結するシステム。自動変換率を高めることで大幅な圧縮が可能です。

② 中規模システム(基幹サブシステム等)

  • 目安: 30〜80画面、データベース連携、複雑な帳票処理あり
  • 費用感: 1,000万 〜 3,000万円
  • 期間: 6ヶ月 〜 10ヶ月
  • ポイント: 複数の担当者が使用する基幹の一部。サードパーティ製コントロールの置換費用が変動要素となります。

③ 大規模システム(全社統合基幹システム等)

  • 目安: 100画面以上、外部API連携、数百万ステップの巨大コード
  • 費用感: 5,000万円 〜
  • 期間: 1年以上
  • ポイント: 「2025年の崖」の象徴とも言える複雑なシステム。段階的な移行計画(アセスメント)により、リスクを分散させます。

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なぜ「VBリメイク工房」はコストを抑えられるのか

一般的なシステム開発会社に見積もりを依頼すると、多くの場合「ゼロからの作り直し(新規構築)」を提案されます。これに対し、弊社のマイグレーション費用が安価な理由は、独自の「ハイブリッド移行モデル」にあります。

「VBリメイク工房」がコストを抑えられる理由について、読者が一目でメリットを理解できるよう、「一般的な開発会社(新規構築)」との対比表を作成しました。


【比較】なぜVBリメイク工房は低コスト・短期間なのか?

比較項目一般的なシステム開発会社VBリメイク工房(弊社)コスト抑制の理由
主な手法新規構築(フルスクラッチ)ハイブリッド移行モデル既存のロジックを再利用するため。
変換プロセス全て手作業で書き直し成長型コンバートツール独自ツールによる自動化で人件費を削減。
移行対象の選別全ての機能を一律に作り直し資産の棚卸し(アセスメント)不要な機能を削り、作業量を20〜30%削減。
修正の効率エラー発生のたびに都度解析25年分の蓄積ノウハウ過去の修正パターンを学習済みで工数激減。
品質管理ゼロから仕様をテスト現新比較テスト旧システムとの整合性確認に特化し効率化。
トータル費用高額(要件定義費用が重い)安価(設計工程を大幅カット)無駄な設計・開発工数を徹底排除。

独自開発の「成長型コンバートツール」

Microsoftが提供する無償の変換ツールでは、エラーが数万件発生し、その修正に膨大な人件費がかかります。

弊社では、過去25年間の移行パターンを学習させた独自ツールを使用。自動変換率を極限まで高めることで、エンジニアの手作業を最小化し、その分を価格に還元しています。

資産の棚卸しによる「スリム化」

全コードのうち、実は20〜30%は「現在使われていない機能」であるケースが多く見られます。移行前に徹底したアセスメントを行い、不要な機能を削ることで、無駄な移行コストを発生させません。


【詳細解説】移行費用を左右する「4つの変動要因」

見積もり金額が上下するポイントを理解しておくことで、予算取りがスムーズになります。

① サードパーティ製コントロールの有無

VB6で多用された「ActiveReports」「InputMan」「Spread」などは、.NET版への買い替えや、最新の標準コントロールへの置き換え作業が発生します。

② データベースの接続方式

旧来の「DAO」や「RDO」から、最新の「ADO.NET」や「Entity Framework」への変換が必要です。特にストアドプロシージャの修正範囲が広いと、工数に影響します。

③ テストの範囲と現新比較

「以前と同じ結果が出るか」を確認する「現新比較テスト」をどこまで厳密に行うかによって、品質とコストのバランスが決まります。

④ ドキュメントの整備状況

設計書が全くない「ブラックボックス化」したシステムの場合、コードから仕様を解析する工数(リバースエンジニアリング)が追加されることがあります。

「まだ動いているのになぜ費用をかけてまで移行すべきなのか?」
という根本的なリスク(Windows 11での動作限界やセキュリティについては、こちらの記事で専門家が詳しく解説しています。
【実務者解説】VB6を使い続ける「見えないカウントダウン」の正体


FAQ:VB6マイグレーションの費用に関するよくある質問

Q
見積もりを依頼する際、何を準備すればよいですか?
A

ソースコード一式(.vbpファイルを含む一式)をご提供いただければ、最も正確な「ステップ数」に基づいたお見積りが可能です。コードが開示できない場合は、画面数や帳票数、使用している外部ツールのリストから概算を算出します。

Q
助成金や補助金は使えますか?
A

はい。地域ごとの「DX推進補助金」の対象となる場合があります。弊社では、補助金申請に向けたIT投資計画の策定支援も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

Q
C#への移行とVB.NETへの移行、どちらが安いですか?
A

一般的には、言語の親和性が高いVB.NETへの移行の方が安価です。C#への移行は文法構造が大きく変わるため、変換後の修正工数が1.2〜1.5倍程度増える傾向にあります。

Q
予算が足りない場合、部分的な移行は可能ですか?
A

可能です。「まずはバックエンド(DB処理)だけを.NET化する」「重要な業務画面から順次リライトする」といったフェーズ分けの提案も行っています。


まとめ:2026年、技術負債を「守りの投資」で終わらせない

VB6を使い続けるリスクは、もはや無視できないレベルに達しています。しかし、それを「数億円の損失」にするか「数百万円の健全な投資」にするかは、手法の選び方次第です。

「VBリメイク工房」は、独自のツールと熟練のエンジニアにより、貴社の貴重なシステム資産を最短・最安で未来へ繋ぎます。

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