近年、社会情勢による多くの経営課題がある工務店さんから、DX化やデジタル化により業務効率化や生産性の向上を目指す、システム・アプリ開発の依頼や弊社工務店向けのコミュニケーションツール(つながる家づくり‐plantable‐)のお問合せを多くいただきます。
今回、工務店の経営者さんや営業・設計・工務担当者の声をもとに、業務効率化や生産性の向上を成功させるための「クラウドサービスの活用について」の記事を作成致しました。

同じような課題を感じている工務店さんの疑問・不安を少しでも解消し、DX化やデジタル化の参考になればと思います。

弊社は、1997年から25年以上システム開発を専門に業務効率化や生産性の向上、近年ではDX化のお手伝いなど住宅・建設業界に限らず多くの企業をサポートしてきました。

工務店と共同でシステムを開発・運用している経験やノウハウ・実績をもとに、わたくし、株式会社エフ・ディー・シー DXサービス事業推進部、佐々木舞美がこの機会に解説します。

詳しくは、弊社コーポレートサイトをご覧ください。

工務店向けに解説クラウドサービス・システムとは?

工務店向けに解説クラウドサービス・システムとは?

クラウドサービスとは「インターネットに接続されたコンピューター(サーバー)が提供するサービス」です。
クラウドサービスが登場する前は使いたいシステムがあればソフトウェアをパソコンにインストールしたり、ハードウェアを購入したり事が一般的でした。
クラウドサービスが登場したことにより、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末にデータを保存するのではなく、 インターネット上に存在する仮想空間(サーバー)に保存をするなどの運用することができるようになりました。
そのため、 インターネットが利用できる環境であれば、どこからでもクラウドサービスを活用でき、働き方やビジネスモデルの新しい価値の創出が可能になります。

工務店向けに解説クラウドの種類とは?

クラウドにはいくつかの種類が存在しています。
「 SaaS 」「 PaaS 」「 IaaS 」という3つに分類されます。

詳しく知りたいかたはコチラを参照してください

工務店向けに解説クラウドとオンプレミスの違い

クラウドオンプレミス
コスト×
導入までの期間
セキュリティ×
パフォーマンス×
カスタマイズ
自社システムとの連携
災害時の復旧×
障害時の復旧

工務店がDX においてクラウドサービス・システムの活用が重要な3つの理由

工務店がDX においてクラウドサービス・システムの活用が重要な3つの理由

工務店がDX においてクラウドサービス・システムの活用がなぜ重要になるのか、クラウド化する事の重要性を解説致します。

情報の共有をスムーズにできる

お施主様や業者さんに資料や確認したい情報を求められた際に、営業・設計コーディネート・工務・経営部門などで資料の管理がバラバラな場合や社内サーバーで情報の管理をしている場合は、どうしても外部からアクセスが難しくなり、社内に戻らないと必要な情報を確認できません。
デスクワークをしている方に情報をメールやチャットで依頼した際にレスポンスが遅いなど、必要な情報を確認するだけでも、大きなロスタイムが発生します。場合には提案の機会損失にも繋がる可能性もあります。

導入後すぐに始めることができる

自社で今利用しているサービスで上手く運用カバーを考えた場合、例えばチャットツールとファイル共有サービスなどツールの複合的な使い分けの運用の検討から利用開始までに何ヶ月もの期間を要します
さらにはPDCAを回すとなると、デジタル化が実現できたとしても、結果を出すまでに時間がかかりすぎてしまいます
一方、クラウドは既に目的にあわせて完成されているサービスの利用が出来る為、導入後すぐに結果を出す事ができます。他社の工務店・住宅メーカーと差別化など、競合優位性を得るためにはクラウドサービスを活用し、DXを進め新しい価値を創出できる為、クラウドサービス・システムの利用は大きなメリットになります。

カスタマイズか可能

自社で今利用しているサービスで上手く運用カバーとなると柔軟性に限界があり、次から次へとツールの導入が必要になります。
クラウドサービス・システムであれば柔軟にカスタマイズを行うことができます。 利益の確保の為の生産性の向上や業務効率化を実現する為には、クラウドサービス・システムを利用することでDXの成功につながります。

この機会に導入事例をご覧ください。

工務店DXにおけるクラウドサービス・システムのよくある課題

工務店DXにおけるクラウドサービス・システムのよくある課題

工務店がDX化やクラウドサービス・システムの活用を進められない理由として一番多いのが、社内での合意が得られないことです。

今までのやり方、業務フローに慣れ親しんでいる工務店では、DX化やクラウドサービス・システムの活用に対してネガティブなイメージを抱いてしまう場合があります。
弊社サービス(つながる家づくり‐plantable‐)の利用工務店さんの声をもとに、クラウドサービス・システム活用の社内合意を得るためのポイントと事例を紹介します。

この機会に導入事例をご覧ください。

クラウドサービス・システム活用の社内合意を得るためのポイントのご紹介!

クラウドサービス・システム活用の社内合意を得るためのポイントのご紹介!

社員がクラウドサービス・システムを使いこなせない

弊社が1番よくいただく質問です。いきなり使いこなせないのは当たり前の事ですが、実際に上手く活用されている工務店さんもいます。
会社として社員さんにクラウドサービス・システムが活用できるようにする為の勉強会などの時間をきちんと作る必要があります。
クラウドサービス・システムの活用はゴールではなく、あくまで利益の確保の為の生産性の向上や業務効率化を実現する為の手段です。その目的を経営層やマネージャー層が理解し、マネジメントをする事が成功のポイントになります

工務店がクラウドサービス・システムの導入目的を明確化する

クラウドサービス・システムの導入は目的ではありません、経営手段です。クラウドサービス・システムの導入目的を明確化することが大切です。

営業の商談数の向上

設計コーディネーターの業務軽減

工務店全体での情報共有

課題を把握し、クラウドサービス・システムを活用する事でその課題が解決できるか検討してください。

工務店向けのクラウドサービス・システムの活用範囲を明確化する

課題が明確になるとその課題に対応すべき部署や担当者が見えてきます。
活用範囲を明確化にする事で、無駄な導入コストのカットや必要ない担当者が勉強会に参加するなどのリスクをなくす事ができます。
クラウドサービスの活用になれてきたら、その部署を中心に他部署での利用を計画する事をおススメします。

課題にあった工務店向けのクラウドサービス・システムを選ぶ

クラウドサービスやシステムは数え切れないほど存在しています。自社の状況や課題にあったサービスやシステム選定は、とても重要なポイントになります。

詳しく知りたいかたはコチラを参照してください

工務店向けのDX 化におすすめのクラウドサービス(システム)を紹介

工務店がDX化をするためにはまず、 アナログ業務をデジタル化する事が必要不可欠です。 デジタル化がゴールではなく、生産性の向上・業務効率化・情報の共有・蓄積されたデータ活用・コストダウンなどを実現し、新しいビジネスモデルを創出する事が工務店のクラウドサービスを活用する意義になります。

今回は、生産性の向上・業務効率化・情報の共有・蓄積されたデータ活用・コストダウンが可能な、社内管理向けと対顧客対応向けの工務店向けクラウドサービス・システムを2つ紹介いたします。

工務店クラウドEX

工務店クラウドEX

サービス名工務店クラウドEX
企業情報株式会社ダイテック
ジャンル顧客管理システム
特徴顧客管理システムだけでなく、
見積書の作成、原価管理、スケジュール工程管理、
アフター管理など工務店の業務に必要な情報を
ワンアストップで管理できるのが特徴です。

つながる家づくり‐plantable‐

工務店向けコミュニケーションアプリつながる家づくりplantable

サービス名つながる家づくり‐plantable‐
企業情報株式会社エフ・ディー・シー
ジャンルコミュニケーションアプリ
特徴工務店と共同で開発した工務店向けの
コミュニケーションツールです。
お施主様とのやり取りはもちろん、
図面とコメントが連動することで
要望の管理が簡単にできます。
また、社内全体で共有できるため、
工務店とお施主様の「言った、言わない」の
トラブルや打ち合わせ工数の削減ができるのが特徴です。

まとめ【工務店向けに解説】業務効率化の成功はクラウドサービスの活用

いかがでしょうか。

今回の内容をまとめます。

工務店がDX においてクラウドサービス・システムの活用が重要な理由は、

・情報の共有をスムーズにできる

・導入後すぐに始めることができ、生産性の向上・業務効率化が最短で実現できる

・カスタマイズか可能なので、自社の課題にあわせた工務店・住宅DX化(デジタルトランスフォーメーション)を実現できる

特に地域工務店では、少子高齢化による働き手不足の課題、ウッドショック・ウクライナショックでの資材の高騰、新型コロナウイルスがきっかけで大きく変化した、施主の生活や働き方の多様化などに対応する為にも、クラウドサービスを活用する事で多くの課題解決ができるのではないでしょうか?

以上、「工務店の業務効率化の成功はクラウドサービスの活用」でした。
参考にしていただけますと幸いです。