- 社員の業務経歴やスキル情報の情報をこれまでのExcel管理から一元管理したい
- 特化型ツールで独自のスキルフォーマットを活用したい
- より迅速に、先のキャリアにつなげたい
という悩みを、ITソフトウェア開発をされている企業様から多くご相談されています。
今回はサンネット株式会社様の事例をもとに、どんな問題・課題を抱えていたのか、そして『スキル管理・アサイン管理支援ツールfapi』を導入することで体感したITソフトウェア開発企業での導入事例をご紹介します。
| 会社名 | サンネット株式会社 |
| 設立 | 1969年10月1日 |
| 所在地 | 本社：神奈川県小田原市 東京本社：東京都新宿区 長沼ワーケーションオフィス：北海道夕張郡長沼町 |
| 事業内容 | 情報システム開発、情報システムサービス、アウトソーシング |
より迅速な提案スピードへの課題意識
ー fapi導入前にはどのような課題がありましたか？
独立系のSIerとして活躍する業種・システムも幅広く、社員数も増える中で、fapi導入前は、社員の業務経歴やスキル情報がExcelファイルで管理されており、ファイルサーバー上に散在していたため、一元管理されていないことに課題意識を持っていました。誰がどのフォルダに社員情報を保管しているかが不明確であったため、必要な情報を見つけ出すことに時間がかかっていました。
さらに、多くの社員が顧客先に常駐しているため、社内に戻った際にしかスキルシートの更新ができず、情報がタイムリーに更新されていないという課題もありました。
特化型ツールならではのコア機能と対応力の安心感
ー fapi導入のきっかけを教えてください。
fapiを知るきっかけは、数年前に展示会で貴社ブースを訪問したことでした。その際に担当者と打ち合わせを行い、検討を開始しました。
しかし、導入の検討段階では、「自社で開発すべきではないか」 という意見が社内の一部からありました。ゼロからシステムを構築するには、多大なコストと人材が必要となるため、迅速に導入・運用が開始できることから、比較検討の上決定しました。
ー どのようなポイントがfapi導入の決め手になりましたか？
最終的にfapiを導入する決め手となったのは、スキル管理とアサイン管理に特化したツールである点でした。多くの類似ツールがある中で、当社の求めるコアな機能に最もフィットしていたことが決め手となりました。
また、他社のツールは大手企業向けで、1ユーザーあたりの料金が高額なものが多かったのですが、fapiは当社の規模感に合った費用対効果の高い料金設定でした。
ー fapi導入前にはどのような懸念点がありましたか。
導入前は、当社独自のスキルシートフォーマットに対応できるかという点が懸念でした。ワンクリックで要求通りのフォーマットのスキルシートを出力できるかどうかが重要な要件でした。
この懸念に対し、貴社は私たちのさまざまな要望にも真摯に対応してくれました。実際に多くの要望を伝え、機能追加や改善を重ねていただいた結果、求めていたアウトプットを実現できました。この柔軟な対応は、導入後の大きな安心感につながっています。
ー fapi導入時、新しいシステムの浸透のため工夫されたことはありますか。
弊社ではプロジェクトの開始時には、プロジェクト計画書のキックオフ報告と合わせて、必ずfapiの更新をチェックシートに組み込みました。これにより、プロジェクトメンバーは新しい業務に入る際に、自身のスキルや経歴情報を見直して更新する習慣が身につきました。
また、個人が必要な時にExcelに入力するだけというのではなく、定期的なアナウンスや一人１IＤを付与し自己管理していけることで、自身のスキルやキャリアの見える化にもなり、より意識して業務に取り組めるのではないかと思います。
この取り組みによって更新漏れを防ぎ、常に最新の情報がfapiに反映される仕組みを確立しました。
ー ありがとうございます。
タイムリーな技術者提案による受注確度の向上
ー fapiの具体的な活用方法を教えていただけますか。
主に活用しているのは、「アサイン検討時の人材選定」や「スキルシートの出力」です。
商談時にお客様から特定のスキルを持つ人材を求められた際に、fapiで「誰がどのスキルを持っているか」を検索し、適切な人材を特定しています。
また、提案時に提示するスキルシートを、fapiに登録された情報から出力し提出しています。常に最新の情報が反映されているため、タイムリーな技術者提案が可能となり、商談の機会損失を防ぐことに繋がっています。
fapiは主に営業担当やプロジェクトリーダーが利用していますが、一般社員は、自身のスキルや経歴をfapiで確認できるため、客観的に自己のスキルを把握できています。また、人事や採用のマネージャーも確認しており、応募者へのスキルレベルの紹介や先輩社員の活躍情報など、応募者への情報提供にも利用しています。さらに、社員のキャリアサポートにも一部活用し、fapiの拡張性により拡大を検討しています。
ー fapi導入後にはどのような変化がありましたか。
特に顕著な効果として実感しているのは、提案までのリードタイムが大幅に短縮されたことです。提案が遅くなると、その分商談の機会を失ってしまう可能性もあり、経営理念（Credo）で「感動の創出」・「顧客感動」を掲げる当社として、スピード面でも価値向上につながるツールだと思います！
以前は、お客様への提案に必要なスキルシートを探すだけでも大変でした。情報がファイルサーバー上に散在しており、更新も不十分だったため、営業担当者が上司を通じてエンジニアに更新を依頼し、スキルシートを顧客に提示するまでに2〜3日かかることも珍しくありませんでした。このタイムラグがfapiの導入によりなくなり、このプロセスが大きく改善されました。
「技術者情報管理の課題解決」中小企業にマッチする機能と価格
ー fapi導入の検討をしている企業さんにメッセージをお願いします！
弊社のような規模のSIerにとって、fapiは機能面、価格面の両方においてベストマッチするツールではないかと思います！
FDCの皆さんは私たちのわがままな要望にも親身になって耳を傾け、一つひとつ丁寧に対応してくださいました。お試し期間も柔軟に対応していただくなど、導入前から手厚いサポートを受けることができました。
技術者情報の管理に課題を抱えているのであれば、ぜひ一度fapiを検討されることをお勧めします。
※（取材日：2025年8月）※インタビューの内容は取材時のものになります。