SESとは?何か?ビジネスパートナーを募集する理由・今後のSES業界の課題を、わかりやすく解説します!
システム・ソフトウェア開発のIT企業の要員不足の課題、少子化問題によるシステムエンジニア(SE)不足、少子高齢化による、スキルのミスマッチなど、要員管理やスキル管理・アサイン管理などに課題があるというご相談がSIer様(システムインテグレーター)・BP様(ビジネスパートナー)から弊社によせられることがここ数年非常に多くなりました。

今回は、
・SESとは?を始めたばかりの営業さんへ

・SESパートナー募集(探している)担当者さんへ

・SES業界の今後の課題と解決方法

その中でも、日々SES業務で課題を感じている営業担当者さん向けにITエンジニアを150名以上抱え、日々SES業務を25年経験してきたノウハウをもとに、SESとは?何か?SES業界の今後の課題と解決方法を、株式会社エフ・ディー・シー 営業本部部長 齋藤がこの機会に解説します。
なにかしらのきっかけにしていただけますと幸いです。

詳細は弊社コーポレートサイトをご確認ください

SESとは?【SESとSEの違いは?SESは何の略?】

SESとは?【SESとSEの違いは?SESは何の略?】

SESとSEは表記が非常に似ているものの、大きく意味の異なる言葉です。

SESとは?

SES:システムエンジニアリングサービス(System Engineering Service)
ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用などの特定の業務に対して技術者の労働を提供する技術支援サービスのことを指します。


SEとは?

SE:システムエンジニア(System Engineer)
上記のSESや請負契約などで、ソフトウェアやシステムの開発などを行う技術者(エンジニア)のことを指します。

SESの目的とは?

SESについては様々な解釈ソフトウェア、委託契約の一種(委任・準委任契約等)とも言えます。 請負契約では、顧客に「具体的な納品物(開発されたソフトウェアやシステムなど)」を成果物として提供し対価を得るのに対し、 SESでは、顧客に「ソフトウェアやシステムの開発などの労働」自体を提供して対価を得ます。 そのため、SESではエンジニアが自社ではなく顧客のオフィスに常駐して勤務することも多いです。

SES大手はどこ?大手もビジネスパートナーを募集しているのか?

SES大手はどこ?大手もビジネスパートナーを募集しているのか?

SES売上上位の企業としては「富士ソフト株式会社」「株式会社システナ」「株式会社フォーカスシステムズ」 といった企業がランクインしています。
大手のSES企業でも常にビジネスパートナーの募集を行っております。

SESと派遣契約の違いとは?

SESと派遣契約は似ている点が多くあります。 派遣契約も、労働者は自社ではなく派遣先にて勤務する形式をとります。 また、SESと同様に、派遣契約も労働者の労働を提供して対価を得るものです。
しかしながら、SESと派遣契約にも違いがあります。 様々な違いがありますが、大きく異なるのは「指揮命令系統」、 すなわち「誰が労働者に指揮命令を行うか」です。 派遣契約の場合、労働者への指揮命令は派遣先の企業(顧客)から行います。
SESの場合は派遣契約とは違い、労働者への指揮命令を顧客から行ってはいけません。 SESの場合の指揮命令権は、SESを行っている所属企業にあります。

SESと派遣どちらがいいのか?

SESと派遣どちらがいいのか?

SESと派遣契約、どちらもそれぞれのメリットやデメリットがあります。

SESやエンジニア派遣のサービス提供を行う企業の目線では

派遣先やSES顧客との契約が続く限り、安定した売上・利益の確保ができる。

  • 派遣契約を行うには、派遣元は「派遣事業許可」の資格取得が必要となる。
  • 客先業務が長くなると、エンジニアの自社への帰属意識が低下し離職につながるケースがある。

SESやエンジニア派遣のサービス提供を受ける企業の目線では

採用と比べると、必要なタイミングで必要なスキルを持ったエンジニアの確保が容易。

  • 派遣の場合は直接の指揮命令が可能だが、SESの場合は直接の指揮命令が行えない
  • 派遣元企業との雇用契約が有期雇用の派遣社員の場合、同じ職場・部署で3年以上働き続けることができない

SESのリスクとは?

SESのリスクとは?

SES事業のリスクとしては、以下の者が挙げられます。
・契約や法務の観点で「偽装請負」や「偽装派遣」とならないよう気を付ける必要がある。
・エンジニアの就業先(SES契約)が決まらない場合、売上は立たないが人件費(エンジニアの給与等)は発生する。

SES業界の課題とは?

SES業界の課題とは?

SES業界においてはここ数年、慢性的な人材不足が続いています。 SESを利用したい企業の多くがより優秀・経験豊富なエンジニアを求める中で、 これらのエンジニアの需要は供給を上回っている状況です。 従って、SESを提供する企業は、顧客の様々な人材ニーズに対し、 いち早く適任者を見つける、または採用・育成させることが重要となります。

SESの市場動向・市場規模とは?

IT業界は2017年以降、安定的に成長を続けています。 電帳法改正や、AI・IoTの普及などを背景に、企業のデジタル化や新技術の活用が進んでいるため、 今後もIT業界やSESの市場は成長が続くとみられています。

経済産業省が発表した動向は?

経済産業省の「IT人材需給に関する調査 調査報告書」によると、2018年を基準として2030年までIT人材の不足は年々増加すると予測され、2030年には最大約79万人のIT人材が不足する見込みであるとの結果との事です。

SES業界もIT人材(SE)の確保の需要は高まると考えられます。

参照元

 IT業界市場規模とは?

IT業界市場規模予測レポート(IDC Japan)によると、2020年の市場規模は28兆2,155億円です。

今すぐはじめるべきSES業界の取り組みとは?

今すぐはじめるべきSES業界の取り組みとは?DX

人材不足を補うビジネスパートナーの開拓・協業SES業務のDX化の2つが今後SES業界で取り組むべき施策ではないでしょうか?

SESビジネスパートナーの募集

今後よりIT人材(SE)のリソース不足が課題になります。
そのため、日々協業可能なビジネスパートナーの開拓が必須になります。

SES業務のDX化(効率化など)

SES業務のDX化(効率化など)

SE情報・アサイン情報をデータベースかする事でSES業務のDX化が簡単の実現できます。
弊社では要員のスキル情報・業務経歴とプロジェクトへのアサイン状況を、データベース化する事で全体の工数85%カットを実現しています。
SES業務に必要な、各エンジニアの業務経歴や経験・スキル、保有資格等の登録・検索が行えるだけではなく、 顧客からの仕事の引き合いや、既に契約(アサイン)済みのプロジェクトの情報も登録・検索ができます。
要員(SE)のスキルとアサイン状況を複合的に検索し、更にSES営業提案モードを搭載している為、スピーディーなアサイン検討やSES営業提案が可能です。
詳しくは「スキル管理・アサイン管理支援ツールfapi」のサービスサイトをご覧下さい。

スキル管理・アサイン管理支援ツール fapi の詳細はこちら

まとめ【SESとは?ビジネスパートナーを募集する理由・今後のSES業界の課題】

SESとは?ビジネスパートナーを募集する理由・今後のSES業界の課題

いかがでしたでしょうか?

今後IT業界はより成長が続くためSESはとても重要です。

その中でも特にSE(システムエンジニア)の人的リソース不足は、よりさけては通れない課題になるのではないでしょうか?
SESはモノを作りたいメーカーと技術力を提供しているソフトウェア企業のカケハシとなる為、日々協業可能なビジネスパートナーの開拓(人的リソースの確保)から、SES業務を効率用行う為のDXは必須になってくるのではないでしょうか?

以上、SESとは?何か?そして、ビジネスパートナーを募集する理由・今後のSES業界の課題についてでした。