株式会社澄美家は静岡県浜松市を中心に、自然素材や高性能住宅に定評のある注文住宅を手がける工務店です。お施主さんの暮らしに寄り添い、心地よさと安心を兼ね備えた「3世代にわたって住める家」を目指した住空間を提供しています。近年、メンバー間の意思疎通やお施主さんとの認識の違いによるトラブルの改善を目的につながる家づくりplantableを活用しています。導入前の課題や具体的な活用方法・導入後の変化について、同社の皆様にお話をお伺いしました。

株式会社澄美家
会社名株式会社澄美家
設立2011年7月1日
事業内容建築工事の請負/施工
建築物の設計/工事監理/リフォーム
不動産事業
年間棟数新築1-10棟

意思疎通ミスが現場に影響──打ち合わせの精度を上げる必要性に直面

ー plantable導入前にはどのような課題がありましたか?

従業員同士の意思疎通です。打ち合わせや現場作業が進んでいく中で、お施主さんへの確認事項にバラつきがあり、社内共有ができていないことが課題でした。
そんな中でお施主さんとの認識の違いによるトラブル(クレーム)があり、なんとかしなくてはとツールの導入を検討し始めました。

ー  plantable導入前はどのようにコミュニケーションをとっていましたか?

plantable導入前は電話やメール、LINEでコミュニケーションを取っていました。
基本的には電話でのやりとりだったので、担当者の対応が漏れてしまったり、お施主さんが覚えていなかったりという、まさしく「言った言わない」のトラブルがありました。

「記録」として残すことでメンバー間の認識を統一

ー plantable導入のきっかけについて教えていただけますか

業界紙に掲載されていた広告に記載のあった「言った言わないをなくす」という文言に惹かれました。お施主さんとの打ち合わせ・やり取りの記録を残せるという部分がイメージ通りで、plantableを見ればすべてが分かるのでメンバー間での認識の統一に繋がるなという確信がありました

ー plantable導入時に不安だったことはありますか?

運用面で操作感やコスト面での負担がどの程度あるかという心配はありました。
社員の反応としてもアプリ導入により手間が増えるのではないか、操作感は大丈夫なのかという声も多少ありましたね。

ー 導入のタイミングで工夫されたことはありますか?

導入のタイミングで、社内向けの資料を作成し1時間ほどレクチャーの時間を取りました。
あとは各自、見てもらって動かして覚えてもらうといういう流れでしたね。

ー plantable導入後、社員さんの反応はいかがでしょうか?

担当者さんの運用のサポートもあって今のところ問題なく利用できています。

操作感についても問題なさそうですし、何よりもお施主さんとのやり取りを都度確認できるので便利です。メンバー間の共有がスムーズになった分、工数が削れて楽になったという面で導入して良かったなと感じています。

ー ありがとうございます。

施主さんとの対話を”いつでもどこでもより深く”

plantable導入事例_株式会社澄美家

ー plantableの具体的な活用方法を教えていただけますか。

基本的には契約後の段階から利用しています。
初回打ち合わせの段階ではお客様との対話を大事に、お客様がイメージしている具体的な暮らしを引っ張り出し、具現化していくところから始まります。

契約後、間取りやプラン提示の話が始まる段階でplantableに図面を登録し、お施主さんに確認・質問をしてもらうかたちで利用しています。

ー 図面決定後に、ご利用されている場面はありますか。

外構の詰めの段階でも活用しています。
建築後、ガスの契約やカーテンの色の相談など細かい質問もplantableで受けています。

ー plantable導入後にはどのような変化がありましたか。

圧倒的に打ち合わせの質があがりました
打ち合わせ後、次の打ち合わせまでの間に平日夜間を問わず好きな時間に意見を交わせるので無駄がなくなりました。対面の打ち合わせでは、より詰めたお話ができるので一歩二歩先の話ができるので助かっています。

ー課題とされていた「言った言わない」問題は改善されていますか。

大部分が改善されています。お施主さんも社員メンバーもplantableを見返せば、どのような議題・質問があがって、どのような流れでどう決まったかまで確認できるので、認識の違いがなくなりました

図面にピンを立てたり、写真を添付したりできるので、言葉のニュアンスの違いによる勘違いも防げています。

ーお施主さんの反応はいかがでしたか。

今進めている物件でもplantableを利用していますが、レスポンスよく返答してくれている印象です。
打ち合わせ内容をパッと振り返られるので、会話内容を思い返せていいという声が上がっていますね。

plantable導入事例_株式会社澄美家

アフターでの活用でお施主さんとの関係強化に期待

ー 今後の展望を教えていただけますか。

今後はアフターの部分で活用していきたいなと思っています。
現状、アフターは電話やメールなどで連絡をとっていて、対応の漏れが課題です。

お施主さんに要望をplantableに入れておいてもらったり、こちら側からアプローチするのに活用したりできたらいいな!と思っています。

ー plantable導入の検討をしている工務店さん・建築会社さんにメッセージをお願いします!

「言った言わない」の部分や言葉のニュアンスの違いで悩んでいる会社さんは、plantableを導入したほうがいいのでは!と思います。

※(取材日:2025年6月19日)※インタビューの内容は取材時のものになります。

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