株式会社森栄建設は北海道深川市で地域ならではの悩みに寄り添い、長く安心安全に暮らせる高性能な家づくりを続けています。そして近年、遠方のお客様との打ち合わせ方法や打ち合わせ時間や回数の増加という課題点の打開策として、plantableを活用しています。今回は導入前の課題や具体的な活用方法・導入後の変化について、同社の皆様にお話をお伺いしました。

株式会社森栄建設_plantable課題変化

仕様決めにおけるコミュニケーションの課題

plantableを導入前はどのような課題がありましたか。

一番は、打ち合わせ時間や回数が増えてしまうことです。

弊社では工程ごとに細かい打ち合わせを重ねています。plantable導入前のやり取りは、メールで行っていました。しかし、協力会社さんを含め多くの方とのやり取りがあり、お施主様とのメールが埋もれてしまいます。よって、基本的に仕様決めは打ち合わせの場で進めていくことになります。お施主様の好みや要望を丁寧に汲み取るための確認事項が多く、打ち合わせ時間や回数がどうしても増えてしまいます。

また、打ち合わせ中には手書きでメモを残します。箇条書きで記録していくので、キャッチボールの流れが見えません。後で文章化しようとしたときには、記憶が薄れてしまっています。そのため、言った言わないの漏れがあったり、社員との情報共有が難しかったりすることが悩みでした。

事前準備と情報共有でスムーズ&短時間の打ち合わせを実現

現在、どのようにplantableを活用されていますか。

主に契約後の打ち合わせ前後を中心にplantableを活用しています。

弊社では打ち合わせ前に、お施主様にplantable図面をお渡しし予習・検討をしてきてもらうようにしています。打ち合わせでは主に重要な箇所や細かい部分の確認をしているので、時間短縮になるというのがいいなと思います。

また、打ち合わせ後には確定した内容を再度plantableで共有します。これにより、言った言わないの漏れを防ぐことができています。議事録のように確認でき、キャッチボールの流れが分かります。こういう要望があってこういう提案をして、最終的にこれに決まったという見直しができます。記録を振り返ることで発注漏れも防げるのでいいですよね!

課題点としては、言葉のチョイスによる難しさが挙げられます。言い回しは日々勉強しながらコミュニケーションを取っています。

遠方のお客様との打ち合わせは、どのように進めているのでしょうか。

過去の施工事例として、大阪に本社のある企業様が北海道深川に新しく拠点を持つことになり、事務所を建設して欲しいという依頼がありました。その際には、大阪にいる社長、深川の新事務所長、弊社と三者打ち合わせというかたちになりました。しかし、大阪と北海道の距離を何度も行き来はできないので、土地の契約を含め、実際に会えたのは4回程度でした。

そのため、プランの検討段階からほとんどの打ち合わせは    plantableで進めました。図面のピン立てや写真添付を活用して、要望も細かく伝えてくれていましたね。全関係者と常に情報共有ができている状態なので、検討もスムーズに進みました

対面でお会いできる時には、重要な部分・細かい部分の確認事項を行っていました。

“伝わる”を大切に、一人ひとりのライフスタイルに寄り添う納得の家づくりの進め方

plantable導入後はどのような変化がありましたか

まずは、事前の情報共有によって打ち合わせの時間短縮が実現できました。plantable上で要望や提案のやり取りを済ませて決定できることも増えたので、お施主様によっては打ち合わせ回数も減りました。

また、遠方のお施主様に限らず、多忙で予定が合わずオンライン上で打ち合わせを進めざるを得ない方への対応が楽になりました!時間にとらわれないやり取りができる点が便利だと感じています。お施主様も弊社のスタッフもお互いに都合のいい時に返信できるのがいいですね。

先程お話しした大阪にお住まいのお施主様の後にも、東京にお住いのお施主様との打ち合わせを主にplantableで行いました。60代前後のご夫婦とのやり取りでしたが、とてもスムーズに進みましたよ!

私たちが大事にしているのは、目に見えないところで手を抜かないということです。家づくりで最も重要な部分は性能です。構造・断熱などのお施主様が知識を持たない部分についてしっかり説明して納得してもらい、施工するところに重きを置いています。

高性能な住まいは、北海道の厳しい寒さを快適に過ごせるようになるだけでなく、ランニングコストの削減にもなります。次の世代、100年後の後世まで使い続けてもらいたいという想いから、長く安心、安全に暮らせることができる高性能な「暮らしの箱」をつくることを探究し続けています。お客様とのライフスタイルに寄り添う家づくりにplantableは役立っていると思いますよ。

株式会社森栄建設
会社名株式会社森栄建設
設立昭和48年3月
所在地北海道深川市

※(取材日:2025年4月21日)※インタビューの内容は取材時のものになります。

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