株式会社バルハウスは静岡県浜松市・磐田市を中心に、自然素材・デザイン性・機能性を兼ね備えた「オシャレで住みやすい家」を提案する地域密着型の工務店です。ライフスタイルに寄り添った提案と、家づくりのプロセスを大切にする姿勢が特長です。社員の人柄や丁寧な対応にも定評があり、「人で選ばれる工務店」として多くの信頼を集めています。近年、お施主さんとのコミュニケーション改善を目的につながる家づくりplantableを活用しています。導入前の課題や具体的な活用方法・導入後の変化について、同社の皆様にお話をお伺いしました。
「どこの話?」と迷わない。お施主様との認識ズレをなくすために
ー plantable導入前にはどのような課題がありましたか?
plantable導入前は、主にLINEを使ってお施主さんとやり取りをしていましたが、「どこの話をしているのか分からない」といった認識のズレが生じることがありました。文字だけのやり取りでは伝わりづらく、意思疎通に限界を感じるときがありました。
また、他社サービスも検討したことはありますが、不要な機能が多く、必要なことだけをシンプルにこなせるツールが求められていました。plantableは、その点でニーズにあったツールでした。
「LINEでは限界」”便利そう”ではなく“実務にフィット”を重視

ー plantable導入のきっかけについて教えていただけますか?
導入のきっかけは、ネット検索で「お施主さんとのコミュニケーション改善」について探していたことです。特に魅力に感じたのは「図面にピンを立ててコメントできる」という機能です。打ち合わせの内容を図面ベースで記録できるという点で、情報の共有がしやすくなるのではと感じました。
ー plantable導入の決め手を教えてください!
導入の決め手になったのは、コスト面と機能面のバランスの良さです。
plantableは価格が比較的リーズナブルで導入のハードルが低いと感じました。
他のツールでは機能が多すぎたり、使い勝手が現場と合わないと感じることもあったため、シンプルで実務にフィットするplantableを選びました。
ー 導入のタイミングで工夫されたことはありますか?
社内でplantableを浸透させるにあたって意識したのは、「なるべくLINEを使わず、plantableをメインのコミュニケーションツールとして活用する」という方針を明確にすることです。日々の進捗報告や現場の進捗連絡も、極力plantable上でやり取りするように意識しています。今も試行錯誤しながら、活用の幅を広げているところです。
ただ、実際にはコミュニケーションツールがLINEとplantableで分かれてしまう課題もあります。たとえば、追客段階ではLINEを利用することが多く、商談が進み設計フェーズに入ったタイミングでplantableをメインに移行するような運用が現実的だと感じています。現場でも図面や要望など整理が必要な情報はplantableで、カジュアルな連絡はLINEで、というように、自然な形での使い分けを模索中です。
ー ありがとうございます。
図面×コメントで精度ある対話へ。過程を楽しむ家づくり

ー plantableの具体的な活用方法を教えていただけますか。
主にお施主さんから設計契約をいただいた後のプラン打ち合わせの段階から活用しています。設計内容を具体的に詰めていくタイミングから利用をスタートしていて、図面の共有や要望のすり合わせなどに役立っています。
また、着工後にも活用しています。たとえば、現場で確認が必要になった色味や仕様の細かい部分について、plantable上でやり取りすることもありますし、現場の進捗報告を共有する場としても活用しています。
ー plantable導入後にはどのような変化がありましたか。
plantableを導入したことで、図面にピンを立てて具体的なやり取りができるようになった点は、打ち合わせの精度を高めるうえで良い変化だと感じています。これまではLINEを中心にコミュニケーションを取っていたため、やり取りが分散しがちで、必要な情報をさかのぼるのが大変でしたが、今はplantable上に記録が残るので情報の整理がしやすくなりました。
私たちとしては、家づくりの過程そのものを楽しんでもらいたいという想いがあります。plantableを通じて、自分の理想の暮らしをかたちにしていくプロセスを一緒に体験してもらえたら嬉しいですね。

現場報告・アフターまで広げる活用アイディア
ー 今後の展望を教えていただけますか。
今後は、現場の定期報告や進捗共有の場面でplantableをもっと活用していきたいと考えています。たとえば、図面上にピンを立てて写真を添付し、工事の進捗を場所ごとにわかりやすく伝えることで、お施主さんにとっても「どこがどう進んでいるのか」が視覚的に確認しやすくなるはずです。
特に、現場報告はお施主さんにとって関心が高いポイントでもあるため、plantable上で確認できるようにすることで、より安心して家づくりに関わってもらえると思います。LINEのように気軽に、でも図面とひも付いたかたちでやり取りができるのが理想です。
また、お施主さんにとって使いやすい環境を整えることも重要だと感じており、スマホでは操作しにくい方に向けて、iPadなどの端末を貸し出すことも今後の選択肢として考えていきたいです。
ー plantable導入の検討をしている工務店さん・建築会社さんにメッセージをお願いします!
plantableをしっかり活用すれば、“言った言わない”のトラブルは大きく減らせます!
やり取りの内容が記録としてきちんと残るので、担当者間の引き継ぎや複数案件の管理にも役立ちます。特に現場が重なってくると、細かい打ち合わせ内容を正確に覚えておくのは難しいですが、plantableが議事録のような役割を果たしてくれるのはありがたいですね。
もちろん、紙の図面や他のツールなど、現場によって最適な手段は異なりますが、plantableなら図面をベースにコメントのやり取りができるので、お施主さんともスムーズな共有が可能です。
お施主さんとのコミュニケーションに悩んでいる方には、ぜひ一度試してみてほしいですね。
※(取材日:2025年6月20日)※インタビューの内容は取材時のものになります。