工務店のプロジェクトがスタートすると、多くの人やお金、資材などが動き出します。
プロジェクトが納期内に間に合うためには、リソースや時間、情報を正確に把握できる「プロジェクト管理」が必要です。
当記事ではタスクを効率よく進められる、プロジェクト管理の重要性や流れ、うまくいくコツについて解説します。
プロジェクトの生産性を高めるおすすめツールも紹介するので、タスクを円滑に進めたい工務店担当者は参考にしてください。
プロジェクト管理とは
プロジェクト管理とはプロジェクトを成功させるためにヒトやモノ、時間などをコントロールする取り組みです。
工務店で管理する具体的な内容は次の通りです。
ヒト | 人数をはじめ担当業務や負担具合など |
モノ | 資材や保管場所。設計も行う場合はCADソフトなども含む |
カネ | 人件費や外注費、予算、建材費など |
時間 | 納期日や工程スケジュール、業務にかかる時間 |
情報 | プロジェクトの進行度(過去も含む) |
基本的に、工務店のプロジェクトではあらかじめ予算や納期が決まっています。
無計画でプロジェクトを進行しても予算オーバーで赤字になったり、スケジュールが遅れたりすることがほとんどでしょう。
プロジェクト管理でヒトやモノの動きを正確に把握することで、計画的に進行できますし不意なトラブルに対応しやすくなります。
工務店でのプロジェクト管理の目的
工務店が建築・建設作業を進める際は、大勢の人やお金、機械が動くことになります。
その際に工務店がプロジェクト管理を行う目的は、主に二つです。
- プロジェクトを納期までに終わらせること
- 工務店の利益を最大化すること
新築住宅の着工から完成までの期間は、およそ3ヶ月〜6ヶ月です。
施工中は何かしらトラブルが発生しますし、急な欠員や天候不順、追加工事など不足の事態が起こりやすいのも周知の通りです。
プロジェクト管理で納期や人の動きを正確に把握できれば、業務の再調整やタスクを振り直すことが容易になります。
また人件費や建材費、経費を可視化できるので、無駄なコストを削減して利益の確保につなげます。
プロジェクトをせっかく納期内で終わらせても、工務店に利益が残らないと元も子もありません。
工務店がプロジェクト管理を行う義務はないですが、納期までに終わらせる、利益を残すためには欠かせない取り組みの一つです。
プロジェクトを管理する流れ・手法
一般的に、工務店がプロジェクト管理する手順は次のようになります。

プロジェクト管理がうまくいかないとお悩みの担当者は、ぜひ記事を読み進めてみてください。
【プロジェクト管理の流れ①】目的を明確化する
まずはプロジェクトの達成目標を明確にして、仕事の方向性を定めます。
作業の優先順位がわからないと、進捗に支障が出たり適切な判断が下せなくなったりします。
目的を明確化すればプロジェクト管理の判断材料になりますし、チームの意思統一にもつながるでしょう。
目的設定には数字を盛り込むことで、誰でもわかりやすくなる上、プロジェクト終了後に評価がしやすくなります。
【プロジェクト管理の流れ②】タスクを洗い出して担当者を決める
プロジェクト管理の目的を明らかにしたら、目的達成に必要なタスクをリストアップします。
タスクをリストアップしたら施工内容に沿って、優先順位や担当者を決定してください。
各業務の担当者を決める際はメンバーのスキルや業務経験、希望などをできる限り考慮しましょう。
希望に沿った業務を担当できると、担当者のモチベーションがアップするだけではなく、業務に対する責任感が強まります。
【プロジェクト管理の流れ③】プロジェクト管理者と期限を決める
業務の担当者まで決めたら、プロジェクト管理者と期限を決めます。
管理者は工務店によって異なりますが、プロジェクトマネージャーや営業担当者、設計・施工管理者を任命するケースが多いです。
スケジュールの進捗度合いを測るための期限は、無理のない範囲内である程度余裕を持たせることが大切です。
【プロジェクト管理の流れ④】進捗を把握して必要に応じて修正する
プロジェクト開始後は、進捗状況を細かく確認しながら必要に応じて修正を加えます。
修正内容は例えばタスクの追加や期限の変更、人員の再配置などです。
スケジュール通りにプロジェクトが進行することは稀なため、不意なトラブルへ臨機応変に対応する力が求められます。

工務店DXにおけるクラウドサービスの重要性・課題やおすすめのサービスをご消化します。
工務店でプロジェクトを管理する際のポイント・コツ

進捗と予実の状況はリアルタイムで把握する
プロジェクト管理をする際は、メンバーやお金の動きをリアルタイムで把握しておく必要があります。
リアルタイムで把握することで、急な欠員や予想外の出費が発生しても早急に対処できるのが理由です。
メンバーやお金の動きを追いたい場合は、諸機能が揃っている工務店向けの「プロジェクト管理ツール」がおすすめです。
エクセルでのプロジェクト管理には限界がある
プロジェクト管理では進捗や予算などを可視化する必要がありますが、エクセルはリアルタイムで情報管理ができません。
誰かがエクセルを編集している場合は保存しない限り情報を共有できませんし、同時編集ができないのもデメリットといえます。
無料で利用できるメリットはありますが、メンバーやタスクを細かく管理するという点においては不向きといえそうです。
プロジェクト管理ツールを活用する
工務店がプロジェクト管理をする際は、精度の高い工数管理が可能になる「プロジェクト管理ツール」が便利です。
プロジェクトの進捗度やメンバーの状況、予実などを一つのシステムで管理できるため、情報集約の手間をかけず効率的にタスクを進行できます。
なお、クラウド型のプロジェクト管理ツールは外出先での操作・更新が可能で、施工現場がメインとなる工務店にマッチします。

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工務店向けのおすすめプロジェクト管理ツール『plantable』
『plantable』は工務店と施主の声を元に生まれた、新しいメッセンジャーアプリです。
案件情報にステータスを付けて管理することで、リアルタイムで進捗状況を管理することができます。
工務店と施主間で図面を共有できるのが特徴で、アプリ上にコメントを残すことで意見の食い違いをなくすことを実現しました。これらのやりとりは担当者はもちろん全社員と共有されます。
家づくりを進める過程で「言った言わない問題」はどうしても発生します。
打ち合わせが長引いたり、施工内容に大幅な変更が加わることも珍しくありません。
『plantable』ではオンライン上で顧客の要望を反映することで、打ち合わせの回数や時間を減らして、施工担当者の生産性を向上します。
『plantable』で早い段階から施工箇所の追加・変更などを共有し、納期短縮やコスト削減に活かしてください。
打ち合わせのミスがないまま工事が進めば、顧客満足度の向上をはじめアフターケアやお友達紹介など、工務店側に大きな利益をもたらします。
料金プラン | |
---|---|
基本料金 | 30,000円/月(ユーザー5名まで) |
追加料金 | 1,000円/月(ユーザー1名につき) |
初期費用 | 300,000円 |
サポート内容 | 導入サポート、使い方説明会、定期面談、電話・メール・ZOOMでの質問対応(随時) |
まとめ
工務店プロジェクト管理の目的とは流れやコツおすすめツール
こちらの記事では工務店でプロジェクト管理を行う目的や流れ、うまくいくコツについて解説しました。
プロジェクトには多くのリソースが関わり、納期に間に合わせたり利益を最大化するためにもプロジェクト管理は必然です。
顧客との打ち合わせミスをなくして施工担当者の生産性を向上したい方は、ぜひ『plantable』を検討してみてください。
詳しい機能や成功事例については、資料をダウンロードの上ご確認ください。
弊社工務店、住宅メーカー向けコミュニケーションアプリ『つながる家づくり-plantable- 』は、お施主様とのつながりをより強いものに、理想の家づくりの打合せをひとつのtableを囲んでお話しするように気軽に、工務店、住宅メーカー様に寄り添い課題解決をお手伝いします。お気軽にご相談ください。
