『管理項目の設定』って? fapiを使って、自由に設定した項目で社員スキルやプロジェクトの管理を実現

とある会社Aにて

プロジェクトマネージャー
営業のCさん

次のプロジェクトのアサイン※メンバーを決めるために、他部門からも業務経歴表を集めてみたけど、部門ごとにフォーマットが違くてまとめにくいなあ……。

※アサイン=「割り当て」。業務の担当者を割り当てる際に用いられる用語。

とある会社Bにて

プロジェクトマネージャー
プロマネのDさん

社員のスキル管理やアサイン管理のツールを使っているけど、このツールでは自社独自の項目は管理できないから、管理しきれない部分は結局Excelでまとめちゃってるなあ……。

社員のプロジェクトアサインや、スキル管理の際、上のようなお悩みに遭遇したことはないでしょうか?

スキル管理・アサイン管理支援ツールfapiでは、そういったお悩みを解消すべく、「お客様独自の項目を自由に作成して、社員のスキルとアサイン管理を実現する」機能を備えております。

例えば、既にExcelで管理していた社員のスキルシートや業務経歴表があれば、そこで使用していた項目をfapiにそのまま移行することがほぼ可能となっております。

その機能をfapiでは「管理項目の設定」と呼んでおります。

それでは、「管理項目の設定」の方法と実際の活用方法を見ていきましょう!

『管理項目の設定』の使い方解説

「管理項目の設定」メニューについて

システム管理者権限(※権限設定についての記事は、今後の更新をお待ちくださいませ!)を持つアカウントのご利用者様であれば、自由に管理項目の設定を行うことができます。

「管理項目の設定」メニュー下には、3つの項目が並んでいます。

  • SE情報
  • プロジェクト情報
  • 案件情報

試しに、「SE情報」をクリックしてみましょう!

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定一覧
【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>SE情報

「氏名」「部門」「生年月日」……といった項目がずらりと並ぶ画面に移りました。
この項目は、fapiの「SE情報編集」や「SE情報詳細」で表示できる項目群と同一となっています。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定画面:SE情報詳細画面比較画像1
【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定画面:SE情報詳細画面比較画像2
【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定画面:SE情報詳細画面比較画像3

つまり、検索メニューや編集メニューで表示される項目は、この「管理項目の設定」メニューから編集が可能なのです!

「プロジェクト情報」「案件情報」も同様にこのメニューから項目を編集することが可能です。

項目の新規追加・編集

 

「管理項目の設定」画面全体の解説と、権限の設定

それでは早速、「SE情報」「基本情報」タブを選び、新しい項目を追加してみましょう。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>SE情報>基本情報タブ

画面左下のメニューから「新規追加」をクリックします。

すると、項目の編集画面が開きます。
この画面で、項目の名称・項目ごとの閲覧権限・入力方式を自由に設定することができます。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>SE情報>項目編集画面

①項目名:項目名を入力します。

②データ開示範囲:この項目を見ることができる権限を設定します。

③必須:この項目を必須入力とする場合チェックを入れます。

④入力方式:入力方式を選択します。選択(単一)はラジオボタン形式、選択(複数)はチェックボックス形式となります。

⑤データ型(テキストボックスの場合):文字入力項目とするか、数値入力項目とするか選択します。

⑥桁数(テキストボックスかつ数値の場合):整数部分と小数部分の表示桁数をそれぞれ設定します。

⑦表示形式(テキストボックスかつ数値の場合):カンマ区切りと、小数部の0埋めを設定します。

⑧検索条件入力方式:検索時、この項目がどの入力方式で検索条件を入力できるかを選びます。④入力方式 で選択した内容に対応して、選択できる入力方式が変化します。

➈範囲検索(テキストボックスかつ数値の場合):検索値を完全一致のみにするか、範囲検索できるかどうかを設定します。

⑩ヘルプテキスト:この項目に表示させるヘルプテキストを自由に設定します。

今回は例として、社員の期間ごとの成績を示す「今期評価」項目を追加してみます。

プロジェクトマネージャー
プロマネのPさん

fapiは社員それぞれが自分の情報を閲覧したり編集したり出来るツールらしいけど、社員本人に「今期評価」のような項目は見せたくないな……

そのような不安を抱かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、問題ありません!
fapiでは、各項目ごとに閲覧可能な権限を設定することが可能です。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>項目編集画面>データ開示範囲

画像で施した設定では、「システム管理者」「GM」権限を持つアカウントのみがこの項目を閲覧できるようになっています。

さらに、「以下の組織階層の部下の情報を開示」 チェックを利用することで、「部門責任者」に設定されたアカウントが、自分の管理下である部門に所属するメンバーについてのみ、この項目の情報を閲覧できるように設定が可能です。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>項目編集画面>部下の情報開示設定

※「部門責任者」は「システム管理」下のメニュー「組織階層」から設定が可能です。

【fapi活用事例mini-4】システム管理>組織階層

例えば、『A部の部長に見せたいのはA部メンバーの評価のみで、B部メンバーの評価は見せたくない……』といった場合の設定は上記の方法で行うことが可能です。

必須入力と入力方式の設定

続いて、必須入力と入力方式について設定していきます。

その項目の入力を「必須」にしたい際は、入力方式上部のチェックを入れることで必須入力項目とすることが可能です。
(任意入力項目にしたい場合は、チェックを外してください)

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>項目編集画面>必須入力
【fapi活用事例mini-4】編集画面での必須入力表示

次に、入力方式を設定します。
fapiの管理項目の設定では、次の6つの入力方式を自由に設定可能です。

♦ テキストボックス(文字)

【fapi活用事例mini-4】文字入力項目

♦ テキストボックス(数値)

【fapi活用事例mini-4】数値入力項目

♦ ドロップダウンリスト

【fapi活用事例mini-4】ドロップダウンリスト項目

♦ 選択(単数)

【fapi活用事例mini-4】単数選択項目

♦ 選択(複数)

【fapi活用事例mini-4】複数選択項目

♦ 日付

【fapi活用事例mini-4】日付入力項目

♦ ファイル

【fapi活用事例mini-4】ファイルアップロード項目

今回は「今期評価」の項目を作成するので、5段階評価を入力できるドロップダウンリスト入力が可能な項目にします。

「選択肢」ドロップダウンリストから、使いたい選択肢グループ(fapiでは、「マスタ」と呼んでいます)を選びます。
★マスタの例:「役職」マスタなら、選択肢内容が「マネージャー, リーダー, メンバー」など

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>項目編集画面>選択肢
プロジェクトマネージャー
プロマネのPさん

『5段階評価』マスタが無いけど……

その場合は、こちらの「マスタ項目追加」ボタンを押下します。

【fapi活用事例mini-4】マスタ項目追加ボタン

すると、「マスタ管理」というマスタ一覧が並んだ画面に遷移します(※「システム管理者」権限のみ)(※別タブで開きます)

【fapi活用事例mini-4】マスタ管理画面

まずはここで、『5段階評価』という選択肢マスタを作成し、権限を選んで登録します。

【fapi活用事例mini-4】マスタの追加>マスタの編集
プロジェクトマネージャー
プロマネのPさん

『5段階評価』マスタは作成できたけど、選択肢の内容も早く登録したいな……

マスタの登録が完了すると、「続けて、マスタ項目を設定しますか?」というポップアップが出てきます。

【fapi活用事例mini-4】マスタの追加>マスタ項目追加へのポップアップ

OKを押下すれば、すぐにマスタ項目(選択肢一覧)の編集に入ることができます。

【fapi活用事例mini-4】マスタ項目追加画面

今回は5段階評価として、このように設定しました。

【fapi活用事例mini-4】マスタ項目追加画面>設定済み

保存ボタンを押せば、マスタの編集は完了です!

マスタ編集・マスタ項目の追加(編集)については、次回の記事でも詳しく解説します!

マスタ項目の編集まで完了したら、「管理項目の設定」画面を開いている元のタブに戻ります。
※作成したマスタを反映するために、一度リロードの必要がある場合があります。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>項目編集画面>マスタの選択

「選択肢」にて先ほど作成したマスタ「5段階評価」を設定すれば、オリジナルの「今期評価」項目の作成が完了です!

※検索条件入力方式は、入力方式と近似種のものにしておくのをおすすめします。(テキスト項目なら「テキスト」、ドロップダウン等、選択肢マスタを利用する項目なら「ドロップダウン」や「選択」の項目など)

ヘルプテキストの表示

 ここまでで、5段階評価が選べる「今期評価」項目を作成しましたが、会社様によってさまざまな評価基準があると思います。

 そこで、今回作成した「5段階評価」をどのような基準・観点で選択すればよいのかを、fapiの画面で表示できるようにしましょう!

【fapi活用事例mini-4】ヘルプテキストの表示例

fapiでは、項目の隣に表示されている?マークのアイコンをクリックすると、その項目に関するヘルプテキストを表示することができます。

ヘルプテキストは、「管理項目の設定」の編集画面の最下部で自由に編集することができます。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>項目編集画面>ヘルプテキスト

ヘルプテキストは、各種画面ごとにそれぞれ別の内容を設定することができます。

「登録・編集」に記載したヘルプテキストは、情報の登録・編集画面

【fapi活用事例mini-4】ヘルプテキストの表示:登録・編集画面

「詳細」に記載したヘルプテキストは、情報詳細画面

【fapi活用事例mini-4】ヘルプテキストの表示:詳細画面

「検索」に記載したヘルプテキストは、検索画面

【fapi活用事例mini-4】ヘルプテキストの表示:検索画面

それぞれ表示することが可能です。

今回は、以下のように設定します。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>項目編集画面>ヘルプテキストの編集

これで、登録・編集画面、詳細画面、検索画面それぞれで、5段階評価の評価基準を参照できるようになりました。

以上が、管理項目の新規追加→編集の一連の流れとなります。

「疑問点が浮かんだ…」「ここをもっと知りたい!」と思われた方は、お問い合わせフォームよりぜひお気軽にご質問くださいませ。 Webミーティングにて、実際の画面をご覧頂きながらの解説も可能です

管理項目の削除・復元

管理項目の削除

 不要になった管理項目は、「管理項目の設定」の左下メニュー「削除」を押下することで削除可能です。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>削除

削除したい管理項目を選択し、「選択項目を削除」を押下します。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>削除>削除項目の選択

管理項目の復元

削除した管理項目は、復元も可能です。

復元したい際は、「管理項目の設定」の左下メニュー「削除項目の復元」を押下します。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>削除項目の復元

削除済みの項目が並んだ画面が出てきますので、復元したい管理項目を選択し、「選択項目の復元」を押下します。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>削除項目の復元>復元項目選択

すると元通り、対象の管理項目が再度使用できるようになります。

【fapi活用事例mini-4】管理項目の設定>復元した項目

まとめ:お問い合わせ先のご案内

今回は、fapiの「管理項目の設定」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

fapiには、まだまだ自由設定できる内容がたくさんあります。

実際に触ってみたい!と感じていただけた際は、1か月間の無料トライアルも用意しておりますので、
ぜひお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです!

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!

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