「適切なメンバーを、適切なプロジェクトへ」。

言葉にするのは簡単ですが、実態は「個人の記憶」や「管理が行き届いていないExcel®」に頼り切っている現場が少なくありません。

なぜ、私たちはスキル管理・アサイン管理支援ツール fapi」を開発したのか。
fapiの開発を牽引するゼネラルマネージャーの笠間が、その舞台裏と製品に込めた想いを語ります。

開発者プロフィール

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株式会社エフ・ディー・シー DX事業推進部 ゼネラルマネージャー
笠間 滋

長年、システム開発現場のプロジェクトマネージャー(以下、PM)としてプロジェクト管理や要員アサインに従事してきました。

当時、Excel®でのスキル管理の限界と情報の属人化による非効率が課題となっていました。そこで「現場が本当に使い続けられるツール」というコンセプトのもと、「スキル管理・アサイン管理支援ツール fapi」の開発プロジェクトが始動し、その推進を担うことになりました。

現在は開発の指揮を執る傍ら、導入企業の運用フォローにも深く関わり、現場のリアルな声を即座にプロダクトへ反映させることを信条としています。

Excel®でのスキル管理・要員アサインが引き起こす「ミスマッチ」をなくしたい

――なぜ「fapi」というツールが必要だったのでしょうか?

出発点は、私自身を含め、当時の現場のPMが共通して抱えていた「強烈な不便さ」にあります。

システム開発の現場において、適切なアサインはプロジェクトの成否を分ける生命線です。

しかし、多くの現場では「Excel®の職務経歴書」が唯一の判断材料となっており、ファイルが散在しているため、組織横断での検索ができません。また、前職の経験や独学で得た「隠れたスキル」が反映されにくいという課題もありました。

こうした現場の切実な課題が、のちに会社として「スキル管理・アサイン管理支援ツール fapi」を立ち上げる大きな原動力となりました。

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――具体的に、アサイン管理(要員管理)のどのような場面で苦労されましたか?

かつて、アサイン検討用に「経験年数」と「直近言語」だけが並んだリストを渡されたことがあります。しかし、知りたいのは「今回の領域に類似した業務経験があるか」といった深い情報でした。

結局、数十人分の業務経歴表のExcel®ファイルを一つずつ開いて確認する羽目になり、「なぜこれほど非効率なのか」と痛感しました。

この情報の分散が生むアサインの非効率化をなくしたい。

それが開発の原動力です。

fapiの独自性とは?現場の「アサイン管理運用」を止めない柔軟なシステム設計

――開発において、特にこだわった技術的な強みは何ですか?

最も重視したのは「柔軟性」と「連携」です。企業ごとに管理したい項目も千差万別です。

そこをガチガチに固めるのではなく、各社の運用に合わせられる自由度を持たせました。

また、導入企業全体のデータ管理も、現代の現場には不可欠だと考え、機能を充実させています。

――導入後のサポートでも、その柔軟性は意識されているのでしょうか?

はい。私たちが大切にしているのは、各企業が抱える固有の課題や文化に、「スキル管理・アサイン管理支援ツール fapi」をいかに自然にフィットさせるかということです。

導入のきっかけは様々ですが、お客様にはこれまで大切に育ててきた運用ルールや、現場ごとのやり方があります。無理にツールに合わせてもらうのではなく、お客様それぞれの現状を深く理解し、どうすれば最も効率的な運用が実現できるかを共に考え抜くことを重視しています。

もちろん、標準機能だけでは解決が難しいご要望をいただくこともあります。

その際に、機能追加だけで応えるのではなく、「現時点で最もスマートな解決策は何か」を議論し、必要であればプロダクトの機能改善を検討しながら、お客様にとっての最適解を追求し続ける、それこそが、「スキル管理・アサイン管理支援ツール fapi」の開発・運用に携わる者としての矜持です。

開発の転換点。アサイン管理・スキル管理のスピードを加速させた「Ver. 3」への大型アップデート

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――開発プロセスで、最も苦労したエピソードを教えてください。

旧バージョンの「スキル管理・アサイン管理支援ツール fapi」の開発スタートから10年近くが経過する中、繰り返す機能開発の影響もあり、開発スピードが低下してしまっていました。

「現場の声を即座に反映したい」のに、スピードが追いつかない。これが最大の壁でした。

――その壁をどう乗り越えたのですか?

2025年8月にリリースした「Ver. 3」で、システム構成を根本から再設計しました。

この刷新により、開発からテストに至るフロー全体が劇的に最適化され、ようやく「3ヶ月周期でのバージョンアップ」を目指せる体制を整えることができました。

これまで以上に開発スピードが向上したことで、ユーザー様からいただく「アサイン管理やスキル管理の使用感に関するご要望」を、次のバージョンにすぐ盛り込めるようになったのは、私たちにとって大きな進歩だと自負しています。

今後の展望:AI活用で「スキル管理・アサイン管理」を支える不可欠なインフラへ

――これまでで、最も印象に残っているユーザーからの言葉はありますか?

シンプルに「これが欲しかった」と言っていただけた時ですね。

自分たちが信じてきたスキル管理・アサイン管理のコンセプトが、現場の担当者様に届いた瞬間は、何事にも代えがたい喜びです。

導入後に、実際にツールを使いこなしてプロジェクトを回している姿を拝見するのも、開発者冥利に尽きます。

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――最後に、今後のスキル管理・アサイン管理支援ツールfapiの進化について教えてください。

今後は、AIによる「候補者サジェスト機能」など、アサイン業務そのものをよりインテリジェントに効率化する機能を開発していく予定です。

単なる管理ツールを超えて、プロジェクトベースの組織にとって「なくてはならないインフラ」へと進化させていきます。

ご期待ください!



――スキル管理・アサイン管理支援ツールfapiのよくある質問

Q
Excel®(エクセル)でのスキル管理からfapiへの移行はスムーズにできますか?
A

はい、スムーズに移行可能です。既存のExcel®フォーマットを活かしたインポート機能があり、現場の運用を変えずにデータの一元化を実現します。

Q
アサイン管理ツールとして、どのような検索や抽出が可能ですか?
A

「スキル」「経験年数」「過去のプロジェクト実績」などを組み合わせた複合検索が可能です。Excel®では難しかった組織横断での「隠れたスキル」の可視化により、最適な要員アサインを支援します。

Q
スキル管理・アサイン管理支援ツールfapiの推奨される導入規模は?
A

数十名から数千名規模まで対応しています。Ver. 3へのアップデートにより、膨大なデータを持つ大規模組織でも高速かつ柔軟に運用できる基盤を整えています。

執筆・監修:株式会社エフ・ディー・シー DX事業推進部 佐々木 舞美

私たちは「現場で使い続けられる」をモットーに、設立30年以上にわたるシステム開発の知見をプロダクトに凝縮しています。
『スキル管理・アサイン管理支援ツールfapi』は単なるツール提供に留まらず、PM経験豊富なコンサルタントによる運用設計サポートをセットでご提供しています。


開発実績:設立以来30年以上にわたり、金融、流通、製造など多岐にわたる業界のシステム開発を支援。

現場主義のサポート:ツールを売って終わりではなく、PM経験者がお客様の現行フローを分析し、最適な運用設計をコンサルティングします。

セキュリティ:ISMS認証取得済み。大手企業・官公庁基準の厳しいセキュリティ要件にも対応。