現存する企業のシステムの多くは、Visual Basic 6.0(VB6)が採用されています。
しかしながら、Visual Basic 6.0(VB6)のサポートは2008年から更新されていないのが現状です。
この記事ではVisual Basic 6.0(VB6)を利用し続けるリスクや移行・変換すべき理由、システムの移行手段についてITエンジニアを150名以上抱え、多くのシステム開発に25年以上携わりながらISO9001を取得している弊社の開発本部 佐藤が解説いたします!
記事の最後には、システム開発会社が提供するVB6からVB.NETへのマイグレーション(移行・変換)サービスを紹介します。
Visual Basic 6.0(VB6)の「技術者がいない」「膨大なエラーの修正が終わらない」という、あなたの悩みを解決する内容です。
Visual Basic 6.0(VB6)とは?

Visual Basic6.0(VB6)とは、Microsoftから提供されているプログラム言語です。
1998年に32bit用のWindowsに「VB6.0」が登場していますが、これ以降新しいバージョンはありません。
初心者でも扱いやすく、企業のシステム開発にも数多く採用された経緯があります。
VB6の特徴はActiveXに完全対応し、DAOやADOなどを使用してSQL ServerやOracle DBを制御できる点です。
なお、VB6で開発されたシステムは、Windows10及びWindows11での動作が確認されています。
Visual Basic 6.0(VB6)を利用するリスクとは?
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VB6のシステム開発環境(IDE)は、2008年でサポートが終了しています。
VB6に関するサードパーティ製の開発支援ツールも、そのほとんどがサポートを終了しているのが現状です。
そのため、VB6を使い続けることは「開発環境」と「実行環境(ランタイム)」において、リスクをもたらす可能性が高いです。
例えば、セキュリティやシステム維持・運用において、リスクの増加や使い勝手の悪さが目立ってしまいます。
MicrosoftはWindows10のサポート期間内はVB6の「実行環境」をサポートするとしていますが、それ以降については不明なままで継続利用には不安を覚えます。
サポートが終了しているシステムはリスクやデメリットが見逃せないため、ITベンダー側とユーザー側は早急にVB6の見直しを行う必要があります。
Visual Basic 6.0(VB6)のシステムを移行すべき4つの理由とは?
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セキュリティリスク
前述したとおりVB6のIDEは2008年でサポートを終了しており、新たな脆弱性が見つかってもセキュリティ更新プログラムがありません。
VB6の利用は情報漏洩や不正アクセスのリスクを高め、自社に甚大な被害を及ぼす恐れがあります。
同様に「ActiveReports」や「InputMan」といった、サードパーティ製品のサポート期限にも注意が必要です。
システム維持・運用リスク
VB6は古いプログラム言語なため対応できる技術者が少なく、システムの維持・運用が困難です。
古いプログラム言語ゆえに、新しく学ぶ技術者が少ない点も拍車をかけています。
一般的にシステムの耐用年数は5〜7年ですが、使用期間が長引くにつれて維持・運用コストは増加します。
新たな技術者の確保には、多額のコストが必要なことも覚えておくといいでしょう。
業務リスク
VB6を使用した古いシステムは、業務効率を落としている可能性が高いです。
古いシステムは当時の業務要件でシステムを構築しており、現在の業務内容や機能にそぐわないことが想定されます。
企業DXや働き方改革が注目される今、業務効率化について真剣に考える必要があります。
開発リスク
サポートが終了して15年以上経っているVB6は、開発面にもリスクをもたらします。
「システムの仕様により開発が継続できない」「レガシー技術での開発は困難」など、一筋縄でいかないこが増えてくるはずです。
かつてはサードパーティ製の開発支援ツールが数多く存在しましたが、こちらも現在はサポートがほとんど終了しています。
Visual Basic 6.0を移行する方法
VB6(Visual Basic 6.0)かVB.NET(Visual Basic.net)へ新規構築
「VB6(Visual Basic 6.0)」か「VB.NET(Visual Basic.net)」を、新たに構築し直す方法です。
新規構築には膨大な時間と手間がかかりますが、余計な心配をせず安心して使い続けられます。
VB.NET(Visual Basic.net)とはWindows関連の開発におすすめの開発言語で、C#やC言語などと比べても導入しやすいのが特徴です。
VB6(Visual Basic 6.0)からVB.NETへのマイグレーション(移行・変換)
VB.NETへのマイグレーションは、VB6の移行方法として広く知られています。
マイグレーションに使用する「Visual Studio Community」は、Microsoftから無料でダウンロードできます。
「VSCode」でマイグレーションを行うと、ある程度は自動で変換してくれますが、エラーが大量に発生する点は留意しておきましょう。
Visual Basic 6.0からVB.NETへの新規構築の課題

VB6(Visual Basic 6.0)からVB.NETへ新規構築する際に厄介なのが、開発工数の多さです。
開発工数は12ステップにも上り、詳細は以下の通りです。
- 要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- プログラミング
- 単体/統合テスト
- 総合テスト
- システムテスト
- システムインストール
- 教育
- 運用テスト
- データ移行
- 本番稼働
あまりの工数の多さに、気が遠くなった人もいるのではないでしょうか。
時間だけでなく、費用面もクリアする必要があることを覚えておきましょう。
Visual Basic 6.0からVB.NETへのマイグレーションへの課題
アップグレードウィザードでの最新版への移行は不可能
VB6からVB.NETの最新版へは、直接アップデートできません。
一度「VB.NET2008」へアップデートを行い、その後最新版へバージョンアップするという2段階の工程を踏む必要があります。
プログラム生成・実行時に大量のエラーが発生
ステップ数にもよりますが、VB6からVB.NETへ変換・移行を行うと数万件ものエラーが発生します。
Microsoftから変換用の公式ツールが出ていますが、それでも数万件のエラーが発生します。
エラーは一つひとつ全て手作業で確認・修正を行う必要があり、その時間と手間は膨大です。
また、作業にあたってはVB6とVB.NET、双方の知識を持った技術者が必要です。
サードパーティ製品への対応の手間が膨大
サードパーティ製品への対応も、VB6からVB.NETへのマイグレーション時の大きな課題です。
上位互換性が保たれていないことが多いため、根気強く手作業でプログラムを修正しなければなりません。
エラー修正や変換後のテストに、膨大な時間や手間がかかることを覚えておいてください。
Visual Basic 6.0のシステム移行は「マイグレーションサービス」がおすすめ
からVB-NETへの変換(移行)ツールとは?無償版(フリー)-1024x576.png)
「技術者がいない」「膨大なエラーの修正が終わらない」など、VB6のシステム移行には非常に高い壁があることがわかりました。
そこでおすすめしたいのが、マイグレーションサービスの利用です。
マイグレーションサービスとは、既存のレガシーシステムを新しいシステムへ代わりに移行してくれるサービスです。
製品にもよりますが、自動変換率が90%を超えるなどほとんどのデータをVB6からVB.NETへ移行・変換できます。
不具合が出にくくシステム移行以外のアドバイスも受けられるので、まずは気軽に窓口に相談してみてください。
VBマイグレーションサービス「VBリメイク工房」とは?

「VBリメイク工房」はVB6からVB.NETのアプリケーションへ、操作性を変えずに短期間・低コストで移行するサービスです。
25年間数々のプロジェクトを成功させてきた「株式会社エフ・ディー・シー」が提供するもので、独自開発した成長型コンバートツールを使用します。
経験豊富な技術者の過去の手動コンバートを蓄積し、多言語へのアップグレードや最新の開発環境へ柔軟に対応可能です。
また、サードパーティー製品へも対応しているため、自社の環境に合った移行・変換を実現できます。
見積もりや資料のダウンロードはもちろん無料ですので、気軽に連絡してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はVisual Basic 6.0(VB6)の概要と移行・変換すべき理由について、システム開発企業の実務者がお伝えしました。
自社でシステム移行を行う場合は、膨大な時間とコストがかかります。
VB6からVB.NETへの移行を短期間・低コストで行いたい人は「VBリメイク工房」を検討してみてください。
独自開発したコンバートツールと蓄積されたノウハウをもとに、最新の開発環境へ柔軟に対応可能です。
「早急にシステム移行したい」「システム移行の悩みがある」という人は、気軽に窓口へ相談してみてください。