工数管理ツールを導入すれば、プロジェクトの進行に必要な時間や人数、業務量を算出して最適な工数管理が行えます。進捗度を把握して入力エラーの防止にもつながるので、業務効率化や入力し直しの軽減が期待できます。
この記事ではSierが厳選する、2025年版工数管理ツールおすすめ8選と選び方のコツを25年以上数々のプロジェクトアサインを積み重ねてきたシステム開発の専門企業である弊社DXサービス事業推進部の佐々木舞美がこの機会に解説いたします。
自社の生産性を向上して売り上げアップを図りたい方は、このまま記事を読み進めてみてください。

詳細は弊社コーポレートサイトをご確認ください

システム開発・sesの工数管理ツールとは

システム開発・sesの工数管理ツールとは

システム開発やsesなど競争が激しいIT業界で、工数管理は業務効率化やコスト削減のために欠かせません。
稼働管理ツール・工数管理ツールは、プロジェクトにかかる時間や人数、業務量を算出して正確な工数管理を行うツールです。
工数は「プロジェクトに必要な人数×所要時間」で計算できます。
工数管理ツールは工数計算や進捗度の把握、正確なスケジュールの作成で業務改善・収益向上につながります。

スキル管理・アサイン管理支援ツール fapi の詳細はこちら

Excelの工数管理表と専用ツールとの違い

Excelの工数管理表と専用ツールとの違い

Excel用のガントチャートテンプレートで工数管理表を作る企業も多いのではないでしょうか。
ここでは、Excelの「工数管理表」と専用の「工数管理ツール」の違いを比較します。

カスタマイズ性の高さ

エクセルは手作業の入力が必要なものの、関数やマクロの活用で自社にあった工数管理表を作成できます。
ただし、複雑な関数やマクロは、属人化の恐れややり方の引き継ぎを行う手間が増えてしまいます。
工数管理ツールは工数入力に必要な機能が備わっていて、年齢を問わず簡単に作業できるところがポイントです。
工数管理ツールによってはドラッグ&ドロップで操作ができたり、他ツールとの連携で入力の負担を軽減できたりします。

集計と分析

エクセルではフォーマットの異なる工数管理表を扱うこともあり、集計と分析に時間がかかります。
工数管理ツールはプロジェクトの情報を一元管理し、作業負荷のバランス調整や損益分析を自動でレポート作成します。
集計と分析を効率化できれば、コスト削減や業務改善につながり売上アップが期待できるでしょう。

是非この機会に導入事例をご覧ください。

【無料ツールあり】工数管理ツールおすすめ8選(料金と比較表)

【無料ツールあり】工数管理ツールおすすめ8選(料金と比較表)

現役Sierが工数管理ツールおすすめ8選を紹介します。
特徴や料金を比較して、自社にあったものを選んでください。

CrowdLog|株式会社クラウドワークス

企業と個人をつなぐ業務マッチングサービスで有名な「クラウドワークス」が提供する工数管理ツールです。
入力済みの工数を元にプロジェクトの損益計算を行い、コスト見直しや業務効率化を図ります。

特徴・GoogleカレンダーやMicrosoft Outlookとの連携で入力作業を効率化
・システム開発、Web制作、コンサルティングなど幅広い業界で採用
料金要問い合わせ

Lychee Redmine|株式会社アジャイルウェア

オープンソースソフトウェアで人気の「Redmine」に、タスク・進捗・工数・スケジュールの管理項目を加えたプロジェクト管理ツール。
フリープランや無料トライアルだけでなく、デモサイトを活用して使い方に慣れておきましょう。

特徴・導入企業7,000社以上
・優れたガントチャート
・カンバン機能で進捗管理を効率化
・ドラッグ&ドロップの簡単操作
料金900円〜/1ユーザー

TimeTracker NX|株式会社デンソークリエイト

ソフトウェア開発や営業など、さまざまな業界で利用されているプロジェクト管理・工数管理ツールです。
徹底した現場志向に基づき、簡単にできる工数入力と分析、勤怠管理といった機能連携に力を入れています。

特徴・SSOでログインを簡略化して作業効率アップ
・個人から企業までの工数
・コスト分析を実現
料金要問い合わせ

Brabio!|ブラビオ株式会社

サクサク使える初心者向けの工数管理ツールで、導入実績は20万社を超えています。
工数管理に特化していて、一瞬で進捗報告したりワンクリックでタスク依頼ができたりします。

特徴・メールアドレスだけですぐに利用できる
・ガントチャートをエクセルで一括出力
料金要問い合わせ(フリープランあり)

Asana|Asana Japan株式会社

「プロジェクトの期間内完遂度38%向上」「タスク時間34%削減」といった、確かな業務効率化を実現する工数管理ツール。
ガントチャートやリストビューなど多くの工数管理に加え、プロジェクトの進捗状況を常に確認できます。

特徴・ビュー(タイムライン、ボード、リスト)によるプロジェクトの合理化
・GoogleカレンダーやSlackなど200以上のツールと連携可能
料金1,200円〜/1ユーザー(無料プランあり)

Jira Software|株式会社アトラシアン

テンプレートが豊富で、アジャイルチームの利用実績No.1を誇る工数管理ツールです。
テンプレートは「ロードマップで進捗状況を把握するもの」「ソフトウェアのバグの記録が追跡できるもの」などが揃います。

特徴・何千もの他ツールと連携可能
・無料のフリープランあり
・検索機能で課題やタスクがすぐわかる
料金920円〜(1ユーザー)

Wrike|Wrike Japan株式会社

カスタマイズ性が高く、複数のプロジェクトを管理できる工数管理ツールです。
多機能で使いこなすのは難しいですが、的確なプロジェクト管理で作業性を向上したい企業におすすめです。

特徴・400以上の外部ツールと連携可能
・セキュリティが堅牢で安心して作業できる
・10人までの無料プランあり
料金月額$9.80〜(Team)

スキル管理・アサイン管理支援ツールfapi|株式会社エフ・ディー・シー

25年以上あらゆるIT業務を効率化してきた企業が提供するスキル管理・アサイン管理ツールです。
「管理工数低減、情報セキュリティリスク低減、事務作業の品質改善」ができるとして、ISMS/PMSから高い評価を得ています。

スキル管理・アサイン管理支援ツール fapi の詳細はこちら

特徴・1ヶ月の無料トライアルあり・シンプルで直感的な操作性
料金月額300円/人~(無料お試しあり)

工数管理・稼働管理ツールのタイプ別選び方(メリット・デメリット)

工数管理・稼働管理ツールのタイプ別選び方(メリット・デメリット)

工数管理ツール・稼働管理ツールの選び方を3つ紹介します。
メリット・デメリットを把握することで、自社に合った工数管理ツール・稼働管理ツールが見つかります。

クラウド型かソフトウェア(オンプレミス)型かで選ぶ

クラウド型はインターネット環境があれば出先やテレワークの人でも利用でき、導入も簡単です。
ソフトウェア型は社内ネットワークとインストールされたデバイス間で利用でき、システム構築が必要となります。
ソフトウェア型はカスタマイズ性とセキュリティの高さが魅力ですが、初期コストが高額な点に注意してください。

面倒な初期設定を省いてすぐに利用したい人は「クラウド型」がおすすめです。

目的に沿った機能を搭載しているかで選ぶ

稼働管理ツール・工数管理ツールは、自社の目的に沿った機能があるかで選びましょう。
例えば「どの業界に向いているか」「グラフ化できるか」「コスト分析機能はあるか」などを、比較してみてください。
ほとんど使わない機能を搭載した工数管理ツールでは、費用がムダになる可能性も否めません。
稼働管理ツール・工数管理ツールは無料で資料を請求できるケースがほとんどです。
早い段階から比較検討しておくと、そのぶん早く業務効率化や売上アップを実感しやすくなります。

予算内に収まっているかで選ぶ

一般的に、工数管理ツールの料金プランは「従量課金制」「買い切り型」「定額制」の3つにわかれます。
従量課金制は利用人数が多いと料金が上がり、買い切り型は初期費用が高い傾向にあるので、予算との相談が必要です。
工数管理ツールによっては無料トライアルを設けているため、使いやすさも含めて確認しておくことをおすすめします。

まとめ【2025年版 工数管理ツール8選!選び方をSierが解説】

この記事ではSierが選ぶ、2023年版おすすめ工数管理ツール8選をお伝えしました。

IT業界に関わらずどの業界でも「いかに早く作業効率を上昇して利益を出すか」が重要です。