スキル管理は従業員一人ひとりのスキルを可視化して、社内で情報共有・一元管理する仕組みのことです。

IT技術の急速な発展やDXの推進などを背景に、従業員に求められるスキルや業務上必要なスキルは大きく変化しています。

この記事ではSmartHRの基本的な機能から、スキル管理でできることまでを解説します。

「スキル情報の収集に手間がかかっている」「スキル情報が最新かわからず情報を活かしきれない」といった悩みを解決する内容です。

SmartHRとは?

SmartHR(スマートエイチアール)は入社から退社までの手続きが電子申請に対応し、従業員情報の管理・更新を簡単にするクラウド人事労務ソフトです。

登録社数は70,000万社以上、デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2024年版」では労務管理クラウドとして7年連続シェアNo1を獲得しています。

さらにスマートキャンプ株式会社「BOXIL SaaS AWARD Spring 2025」タレントマネジメント部門において、使いやすさ第1位を獲得しました。

SmartHRでは労務に関わる情報を一元管理することで、手続きにかかる工数を削減したり経営判断を迅速にしたりします。

またスマホ向けアプリにはお知らせや書類提出を促す機能が備わり、従業員へ督促連絡をする回数を減らして労務担当者の負担を軽減できます。

会社情報
社名株式会社SmartHR(タレントマネジメント)
住所〒106-6217 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
代表者代表取締役 芹澤 雅人
公式サイトhttps://smarthr.jp/
Xhttps://x.com/SmartHR_jp
Facebookhttps://www.facebook.com/smarthrjp

SmartHRの基本的な機能

労務管理機能

SmartHRでは以下のような従業員情報を管理します。

  • 入社手続き・雇用契約
  • 勤怠管理
  • 給与計算・給与明細
  • 年末調整
  • 文書配布

労務担当者が操作しやすいUIとデザインで、次に何をするべきかが明確になるのがメリットです。

また、個人情報を従業員自身に入力してもらうことで、労務担当者の負担が軽減されます。

電子申請機能

電子申請は会社と従業員をつなぐ窓口であり、住所変更や有給の申請をSmartHRから行えます。

給与明細はアプリで確認できるので、ペーパーレス化につながるだけでなく紙だと無くしてしまうという人でも安心です。

また、市役所への書類提出もSmartHRで完結するため、移動時間や手間を大きく削減できます。

外部サービスとの連携機能

SmartHRは、連携可能な外部サービスが120以上と非常に豊富です。

  • freee人事労務
  • Money Forwardクラウド給与
  • Slack
  • 安否コール
  • Chatworkなど

連携方法も用途に応じてAPI連携やデータ連携などから選べ、スマートに既存システムと連携できます。

カスタマイズ・オプション機能

カスタマイズ・オプション機能は、基本プランに有料で機能を追加するものです。

例えば「人事・労務エッセンシャルプラン」では配置シミュレーションや従業員サーベイ、分析レポートなどを追加できます。

従業員サーベイは従業員にアンケートを実施して、エンゲージメントや不平・不満を可視化する機能です。

結果に対して適切に対処すれば、従業員の離職防止や自発的にスキルアップへ取り組む効果に期待ができます。

サポート・問い合わせ

SmartHRでは恒常的に迅速かつ的確なサポートを実施します。

導入のステップに合わせて資料やセミナー、チャットサポートとそれぞれのシーンに適したコミュニケーションを提供してくれるのです。

「使い方がわからない」「ツールが定着しない」という方は、まずは気軽に問い合わせてみることをおすすめします。

SmartHRでスキル管理は可能!できることを解説

SmartHRは2023年8月22日からスキル管理機能がリリースされています。

スキル管理は「人事労務エッセンシャルプラン」「HRストラテジープラン」「タレントマネジメントプラン」のいずれかで利用が可能です。

従業員にスキル情報の提出・更新を依頼できる機能を搭載し、情報収集を大幅に効率化します。

スキル情報はスマホ・パソコンで申請フォームから申請するだけです。

担当者側はスキルのマスターデータを設定したり、csvファイルを使って一括登録したりすることもできます。

また、スキルマップも搭載しているので、従業員のスキル・資格の定量化が可能です。

正確なスキル管理は事実に基づいた説得力のある人員配置や、効果的な人材育成を実現するでしょう。

部署ごとの傾向や組織全体のスキル分布状況まで可視化されるので、優秀人材の発掘もスムーズです。

スキル管理に特化したビューにより、情報の一覧化にとどまらず収集管理も効率化します。

スキル管理の導入成功事例:株式会社迫田

株式会社迫田は、鹿児島県で家具・インテリアの販売事業を手がけています。

人材獲得が激化している現状を受け、従業員が成長を実感できる環境を作ることを目的に、SmartHRタレントマネジメントを導入しました。

まずは従業員のスキルや価値観などを把握して、上司や部下という関係性にとらわれない公平・公正な評価制度を目指しました。

従業員サーベイでヒアリングを重ね、「個人実績を評価項目に入れたい」「キャリア志向を活かしたい」というニーズを汲み取り、見事に成長を実感できる組織を実現しています。

他にも10営業日以上かかっていた人員配置が最短3日に短縮されるなど、配置シミュレーション機能もうまく活用しているのが特徴です。

記事まとめ

SmartHRのスキル管理は従業員の保有スキルを定量化して、適切な人員配置やチーム力の向上を実現します。

AIの登場で時代が進むスピードが早くなった今、スキル管理は欠かせません。

SmartHRは連携できるツールが120以上あることから、既存システムをムダにならずに済む可能性が高いです。

15日間の無料トライアルを実施しているので、業務効率化への1歩を踏み出してみてください。