現代のビジネス環境においてスキル管理は単なる人事管理ではなく、企業が持続的に成長していくために必要な経営戦略といえます。

そのため各社はスキル管理に注力し、リスキリングを実施して人材育成を強化しています。

社員のスキルを一元管理して、人材配置やリスキリングに活用できるのが「カオナビ」です。

この記事ではカオナビの概要から基本的な機能、スキル管理でできることまでを解説します。

カオナビを利用して「散在したスキル情報を一元管理したい」「スキル管理で人材配置・人材育成を効率的に進めたい」という方は、参考にしてみてください。

カオナビとは?

カオナビとは株式会社カオナビが提供する、クラウド型タレントマネジメントシステムです。

社員情報とスキル情報を一元管理して、適材適所の人材配置や戦略的なリスキリング、評価の適正化に役立てることができます。

スマホアプリにも対応しているので、出先でもキーワードや組織図から知りたい従業員情報をすぐに検索できるのがメリットです。

利用企業数は4,000社(2024年12月末時点)を突破し、デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2022年版」では、人事管理システムシェアNo.1に選ばれています。

さらにスマートキャンプ株式会社「BOXIL SaaS AWARD Spring 2025」において、BOXIL SaaSセレクションタレントマネジメントシステムで部門1位を獲得しました。

カオナビは社員のスキルとエンゲージメントを向上し、個の力を最大化して生産性の高い組織づくりを支援します。

会社情報
社名株式会社カオナビ
住所〒106-6217 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
資本金11億5,296万円(2024年3月末時点)
代表者代表取締役社長 CEO 佐藤 寛之
公式サイトhttps://corp.kaonavi.jp/
Xhttps://x.com/kaonavi_jp
Facebookhttps://www.facebook.com/kaonavi

カオナビの基本的な機能

スキル管理

カオナビのスキル管理は主力機能の1つで、社員一人ひとりのスキル情報を一元管理して、生産性向上や売上アップへとつなげます。

紙の資料や他ツール、頭の中など散在するスキル情報を集約するだけでなく、組織のスキル分布をグラフで直感的に可視化します。

また厚生省やIPAが定めるスキル標準に合わせたテンプレートも用意され、スキルマップも簡単に作成可能です。

人材データベース

カオナビの人材データベースは顔写真と名前が並ぶシンプルなインターフェースが特徴です。

自社の人事施策に合わせて社員の保有スキルや性格、エンゲージメント情報などを一元管理します。

管理項目はドラッグ&ドロップで簡単に設定できますし、所属や役職ごとにきめ細かく権限を付与することもできます。

システム連携

カオナビでは既存の社内システムと連携して、ツールを一本化することができます。

連携できる製品の一例は以下のとおりです。

基幹OBIC7
給与奉行クラウド、Money Forward クラウド給与
勤怠KING OF TIME、Team Spirit
労務SmartHR
採用HRMOS採用
チャットツールSlack

企業の成長段階に合わせてシステムを変更する際でも、カオナビなら他システムを最大限に活用できるでしょう。

セキュリティ

大手企業や金融機関も利用するセキュリティ環境で、安心してスキル管理に取り組めるようになります。

カオナビはタレントマネジメントシステムで初めてISMAPに登録されたように、いかにセキュリティ投資に注力しているかが伺えるでしょう。

サポート体制

カオナビのサポート体制は豊富な導入実績から、規模や業種にとらわれない課題解決のヒントを提供します。

1社に1人専任のスタッフが併走するため、初期設定からタレントマネジメントの実現まで安心して継続できるのが魅力です。

他にもユーザー同士で相談し合うユーザー会、Zoomを活用した画面共有サポートなど、さまざまな使い方が可能です。

カオナビのスキル管理でできること・メリット

カオナビではスキルの定義付けから見える化までをワンストップで実現する、スキル管理機能「アビリティマネージャー」を提供しています。

カオナビの各機能においてスキル情報を活用でき、社員のスキルを定量化して時系列で可視化したり人材配置をサポートしたりします。

また、社員の詳細ページからスキルのバランスや成長推移を確認できるので、一人ひとりのシーンに合わせて効果的にスキルアップを狙えるでしょう。

スキルセット

スキルセットでは業務に必要な知識や資質、経験などを可視化する機能です。

計画的で的確な人材育成につながるだけでなく、公正な人事評価やスキル継承にも活用される重要な情報です。

近年は業務の多様化により、ハードスキルよりソフトスキルが重視される時代になっています。

スキル値シミュレーション

スキル値シミュレーションは現状のスキル値に育成後のスキル値を反映して、将来的な組織状況をシミュレーションする機能です。

配置バランス図で登録した育成後スキルを選択して、部署やプロジェクトと掛け合わせた一覧表示が可能です。

また、ドラッグ&ドロップ操作で簡単に配置検討をシミュレーションできます。

スキル管理の活用シーン

経営の意思決定を支援する

スキル管理によって意思決定に必要なファクトデータを取得し、自社組織の状況を把握できる環境を構築することで経営の意思決定を促します。

重要な人事のKPIは自動で時系列グラフ化され、定点観測を可能にします。

グラフは客観的な意思決定につながるだけではなく、人事施策の進捗と目標との差分確認にも活用可能です。

リスキリング・学習管理で変化に強い組織へと導く

カオナビではスキル管理や入社年次などのデータを収集して、学習コンテンツをおすすめしてくれます。

数ある講座の中から社員とのマッチ度を示すことで、自律的なリスキリングを支援します。

教材の配布から理解度テストまでは一元管理され、属人化しがちなナレッジの全社的な共有が可能です。

リスキリングによって生産性向上や企業の競争力を強化し、変化に強い組織を実現しましょう。

スキル管理で最適な人材配置や人材育成を実現する

スキル管理で社員のスキルを瞬時に把握でき、最適な人材配置や人材育成を提供します。

散在したスキル情報を集約することで、現場に眠る能力の発掘やスキルレベルを可視化できるのです。

最適な人材配置は生産性を向上させ、効果的な人材育成は人材不足の解消につながります。

記事まとめ

今回は導入企業数が4,000社を超えるタレントマネジメントシステム、「カオナビ」を紹介しました。

カオナビによるスキル管理はリスキリング、人材配置、経営の意思決定などさまざまなシーンに活用できます。

無料トライアルも実施しているので、自社にマッチした使い方ができるかを試したい方はぜひ問い合わせてみてください。