営業活動を自動化・効率化する方法の一つに、SFAツールがあります。

本記事ではSFAツールおすすめ5選からCRM・MAとの違い、選び方のポイントまでを解説します。

SFAツールを取り入れて営業活動をステップアップした方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。

SFAツールとは?

SFAツールとは?

SFAツールとは顧客管理や案件管理といった営業活動を、自動化・効率化するためのツールです。

SFAとは「Sales Force Automation」の略称で、日本語では「営業支援ツール(システム)」と呼ばれます。

従来の営業活動では顧客情報や売上見込みを顧客管理システムで行いつつ、Excelやメールなど複数のツールを活用していました。

しかしながら、情報が分散するあまり、商談の進捗や担当者の行動記録の確認に多大な時間を要するのが課題でした。

SFAツールは顧客管理や商談記録などを一元管理できるうえ、入力した情報が他のツールに自動で反映されます。

現状把握にかかるコストが大幅に軽減でき、営業活動の最適化を早期に実現できるのが特長です。

SFAツール(営業支援システム)おすすめ5選!

Salesforce Sales Cloud|株式会社セールスフォース・ジャパン

SalesCloudは世界シェアNo.1のクラウドタイプSFAツールで、営業からマーケティングまで一元管理が可能です。

AIを活用したCRMを搭載しており、営業プロセスにあわせた柔軟なカスタマイズであらゆる局面において営業活動を支援します。

例えばAIが活用される場面の一つが、データ分析です。

売上予測や市場動向のデータ分析が迅速化され、意思決定のスピードや営業活動の成功率アップに期待できます。

なお、SalesforceのSFAはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてご確認ください。

※内部リンク設置(SalesforceとSFAを徹底解説!特徴や導入効果、CRM・MAとの違い)

料金プラン(ユーザー・月)
Starter3,000円
Pro Suite12,000円
Enterprise19,800円

Sansan|Sansan株式会社

Sansanは名刺や企業情報、営業履歴を一元管理して、売上拡大とコスト削減を実現する営業DXサービスです。

名刺をスキャンするだけで顧客情報を自動でデータ化でき、手間をかけずに顧客情報を共有できます。

受注につながる企業やカギになる商談履歴などにも気付けるため、売上拡大を後押しできるのが強みです。

また100万件をこえる企業情報が登録されており、過去の接点や直近の売上具合から、最適な提案先を見つけることもできます。

料金プラン
Lite要問い合わせ
Standard要問い合わせ
Enterprise要問い合わせ

kintone|サイボウズ株式会社

kintoneはノーコード・ローコードで、業務支援アプリを開発できるツールです。

製品管理からプロジェクト管理まで、幅広い業界で活用できるのがメリットです。

作成した複数のアプリのデータを一元管理して、営業活動をあらゆる角度から分析します。

導入にあたり、タイムリーな構築や更新を行えるように、kintone環境に慣れた人材を常設することをおすすめします。

ベンダーに依頼することもできますが、提案機会や受注機会を逃さないように注意しましょう。

料金プラン(月・1ユーザー)
ライトコース1,000円
スタンダードコース1,800円
ワイドコース3,000円

ネクストSFA|株式会社ジオコード

ネクストSFAは見込み顧客の獲得・育成から商談管理まで、MA・CRM・SFAのすべての機能を搭載します。

使いやすさと見やすさを追求したUI・UXを採用し、ノーコードで簡単にレイアウトを調整できるのが魅力です。

サポートも充実していて何度でも無料でサポートしてもらえたり、システム改修を行なったりしてくれます。

また利用継続率は98.7%(2024年3月末時点)と非常に高く、多機能と使いやすさを両立しているといえるでしょう。

営業活動の流れを1つのツールで管理できるため、管理の手間を省きつつ、マーケティング・営業活動の効率化が可能です。

基本利用料50,000円
ユーザー利用料5,000円
MA機能利用料30,000円

Knowledge Suite|ブルーテック株式会社

Knowledge SuiteはSFA・CRMからグループウェア、問い合わせ管理まで、複数の機能を搭載したツールです。

クラウドタイプなので商談や案件の進捗状況をリアルタイムで可視化でき、チーム全体の生産性向上につなげます。

カスタマイズ性の低さが懸念点ですが、機能がシンプルな分扱いやすいともいえます。

また、利用する機能と利用しない機能を選べるので、導入の敷居を下げて早期に定着させたい企業にもおすすめです。

料金プラン(ユーザー数 無制限)
SFAスタンダード55,000円
SFAプロフェッショナル85.000円
SFAエンタープライズ155,000円

SFAツールを選ぶポイント

SFAツールを選ぶポイント

使い勝手に注目する

SFAツールを選ぶ際は、機能性と同じくらい使い勝手にも注目しましょう。

ツールが使いにくいと社員たちの不満につながり、ツールに求めていた効果を十分に得られません。

ツールの多くは数日から1ヶ月間の無料トライアルを提供しているため、操作性や画面の見やすさを確認しておくことをおすすめします。

なお、製品によっては製品版と同様の機能が使えたり、そのまま製品版にデータを引き継いだりできます。

他のツールと連携できるか

SFAツールと他のツールを連携すると、活用の幅はさらに広がります。

例えばMAツールで分析した顧客ニーズをSFAに落とし込めば、顧客へ的確なアプローチが可能です。

他にも受発注システムと連携することで、スムーズな受注につなげることができます。

サポート体制が整っているか

SFAツールに期待する効果として「営業力の強化」と「売上の向上」が挙げられますが、ある程度の時間を要します。

その間は既存データの移行や機能変更、カスタマイズなどを行うため、サポート体制の充実は外せません。

特に営業活動はスピード重視であり、「質問の回答をすぐに貰える」「トラブル発生時に即時対応してくれる」といったツールが好まれます。

SFAツールを選定する際は、サポート内容や導入事例なども参考にしてみてください。

CRMやMAとの違いは?

SFAとCRMの違い

CRMとは「Customer Relationship Management」の略称で、「顧客関係性マネジメント」という意味です。

顧客との関係を構築・維持するためのシステムで、営業活動の効率化を目指すSFAとは目的が大きく異なります。

またSFAはアウトサイドセールス、CRMはインサイドセールスと、営業部門によって使い分けされるのも特徴です。

SFAとMAの違い

MAは「Marketing Automation」の略称で、マーケティングの自動化を目的としたツールです。

見込み顧客の発掘から育成、分類までを効率化を支援します。

営業活動とマーケティングは密接な関係にあることから、SFAとMAを導入する企業も多いです。

まとめ

今回は、SFAツールの最新おすすめ5選を紹介しました。

初めてツールを導入する場合は、使い勝手やサポート体制にも注目してみてください。

無料トライアルをうまく活用して、効率良く営業活動できるツールを選定しましょう。