SFAが定着すると、営業活動を効率化かつ最適化できます。
SFAとSalesforceは混同されがちですが、両者にはしっかりとした違いがあります。
ここから、SFAとSalesforceの違いや特徴、導入効果を見ていきましょう。
SFAとCRM・MAとの違いやおすすめ製品も解説するので、早期に定着させて営業効果を最大化したい方は、ぜひ読み進めてみてください。
SFAとは

SFAは「Sales Force Automation(セールス フォース オートメーション)」の略称で、企業の営業活動を支援するシステムの総称です。
営業効率の最大化が目的で、スタートアップから中小企業までさまざまな現場に導入されています。
SFAの主な機能は「顧客管理機能」「案件管理機能」「行動管理機能」の3つです。
営業プロセスが自動化・効率化され、属人化が解消されたり業務を効率的に進められたりします。
Salesforceとは
Salesforceはクラウド型のSFAやCRMを提供するアメリカ企業のことで、日本にも法人があります。
また、Salesforceと名のつく製品を複数提供しており、企業や組織によっては会社名のSalesforceを製品名として呼ぶことも多いです。
Salesforceの代表的なツールとしては、世界的なシェアを誇る「Sales Cloud」が挙げられます。
SFAとCRM(Customer Relationship Management)/MA(Marketing Automation)との違い
SFAとCRMの違い
CRMは「Customer Relationship Management(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント」の略称で、顧客関係性マネジメントという意味です。
SFAは「営業活動の効率化」を担いますが、CRMは契約後の「顧客との長期的な関係構築」を担うのが違いです。
CRMの役割は顧客情報からニーズを可視化して、適切なアプローチ方法を見出すことが挙げられます。
営業視点で顧客情報を管理するときはSFA、経営視点で顧客情報を管理するときはCRMと使い分けます。
SFAとMAの違い
MAはMarketing Automation(マーケティング・オートメーション)の略称で、リード客の獲得や育成に役立てられるシステムの総称です。
リード客の状況に合わせて適切なコンテンツ・メールを自動で配信し、相手の興味関心を引き立てる役割があります。
ツールを活用する流れはMAでマーケティングを効率化した後にSFAで営業活動を組織化し、契約後はCRMでアフターフォローを行う流れになります。
Salesforceが提供する製品・サービス

Sales Cloud
Sales Cloudは幅広い企業に導入されているクラウド型SFAツールで、操作性やセキュリティ面が高く評価されています。
AIとデータ、CRMを統合し、より効率的に営業活動を進められるようになります。
テンプレートも充実しているので、徐々にカスタマイズを施して自社にマッチするツールに仕上げることも可能です。
AIを活用したデータ分析では、商談につながる可能性が高い見込み顧客や商談の予測を立てられます。
スピーディーにアプローチできるようになり、商談の成約率アップに期待できるでしょう。
Agentforce
AgentforceはSalesforce上で利用できる、自律型のアプリケーションのことです。
AIエージェントが従業員や顧客に対して、常時専門的なサポートを提供します。
具体的にはユーザーに代わって業務を実行して、複雑なタスクを自動で処理します。
生成AIを活用していて、さまざまなシステムと連携して高度な処理を実行できるのが魅力です。
Customer Success
カスタマーサクセスは製品やサービスを通じて、顧客を成功体験へと導きます。
Salesforceを最大限に活用できるように、テクニカルサポートからアドバイザリサービスまでを担うのが特長です。
Salesforceでは「Standard」「Premier」「Signature Success」「Professional Service」という4つのプランを提供しています。
Data Cloud
Data CloudはSalesforce社が提供する、顧客データプラットフォームの1種です。
Salesforceの内部と外部のデータを収集・管理して、リアルタイムで分析できます。
Salesforce Einsteinと組み合わせれば、パーソナライズされたメールを自動生成可能です。
データドリブンな意思決定をもとに、ビジネスの機会を最大限に活かしましょう。
SFAツール「Salesforce Sales Cloud」が選ばれる理由

Salesforceは「Worldwide Semiannual Software Tracker(2024年)」において、11年連続世界No.1のCRMプロバイダーに選出されました。
Sales Cloudが選ばれる理由は、主に次の5つです。
- カスタマイズ性が高く自社の業務に合わせられるから
- 豊富なCRM機能を搭載しているから
- マルチテナント方式を採用し無駄なコストを抑えられるから
- セキュリティ性が非常に高く安心して利用できるから
- AIを搭載し営業プロセスを最適化できるから
Sales Cloudでは入力項目やページレイアウトの変更に加え、簡単な操作でビジネスプロセスの一部を自動化できます。
例えば案件が1週間動いていない場合に、担当者にアラートメールで行動を促すというものです。
専門知識は不要で、Salesforceの初心者から上級者まであらゆる業務ニーズに応えてくれます。
株式会社エフ・ディー・シーはSalesforceコンサルティングパートナー

株式会社エフ・ディー・シーは、Salesforceコンサルティングパートナーに認定されています。
Salesforce製品のプラットフォームを基盤とした導入からカスタマイズ、保守・運用までを強力に支援します。
認定資格者が在籍しているので短期間・低コストで導入を行い、ニーズに沿ったアプリケーション構築も可能です。
「データ入力の確認を自動化したい」「セキュリティを強化して不正アクセスを防ぎたい」など、お客様の業務特性にあわせて柔軟に対応します。
以下では導入実績や導入事例も公開しているので、疑問点などを含めてお気軽にお問い合わせください。
リンク先:Salesforceサポートページ
まとめ
Salesforceは世界で最も導入されているSFAである、「Sales Cloud」を提供する米国企業です。
営業活動の効率化にSFAは欠かせませんが、導入後に定着させなければ十分な効果を得られません。
SFAを初めて導入する方は、ノーコードでカスタマイズできかつサポートも充実している「Sales Cloud」がおすすめです。
株式会社エフ・ディー・シーは、Salesforceの導入や保守・運用を強力に支援します。
SFAを早期に定着させて営業効果を最大化したい方は、お気軽に問合せてみてください。