Salesforce導入後、多くの企業が頭を悩ませるのが「継続的な運用コスト」です。「自社で専任を雇う方が安いのか、外部に任せる方が得なのか」という問いに対し、単純な人件費比較だけで判断するのは危険です。

この記事では、ITエンジニアを200名以上抱え、システム開発を25年以上経験する弊社、DX部 佐々木舞美が、2026年現在の市場環境を踏まえた「自社運用vs外注」のコストの真実を解説します。


SalesforceのTCO(総保有コスト)を理解する

SalesforceのTCO(総保有コスト)を理解する

結論から述べると、運用コストとは「ライセンス料+人件費+改修費+リスク対応費」の総和です。

目に見えるライセンス料や委託費以外に、設定変更ミスによる業務停止損害や、担当者の教育コスト、さらには退職に伴う引き継ぎコスト(技術負債の解消)などが、中長期的なコストを大きく左右します。これらを統合した「TCO」の視点で比較することが、賢い決裁の第一歩です。


自社運用(内製)のコストメリットと「隠れた落とし穴」

自社運用の最大の利点は「即時性」ですが、最大のコスト要因は「採用と離職」です。

  • メリット: 現場の要望に即座に応えられる、社内に知見が溜まる。
  • 落とし穴: Salesforce管理者の採用難(年収800万円〜が相場)に加え、1人に依存する「属人化」のリスクがあります。その担当者が退職した際、ブラックボックス化したシステムを解明するために多額の外部調査費用が発生するケースが後を絶ちません。

外注(導入支援・保守)のコストメリットと選定のコツ

外注の利点は「専門性の担保」と「変動費化」です。

  • メリット: 必要な時だけプロのスキルを利用できるため、固定費(社会保険料や福利厚生費を含む人件費)を抑えられます。
  • コツ: 単なる「設定代行」ではなく、将来の改修コストを下げるための「標準機能を活かした設計」を提案してくれるパートナーを選ぶことが、長期的な節約に繋がります。

【比較表】自社運用 vs 外注パートナー(年間コスト試算)

100ユーザー規模の企業を想定した、一般的なコスト比較例です。

項目自社専任(1名)外注保守(sfsolution等)
直接費用年収 800万円〜年間 300万〜600万円(契約による)
間接費用社会保険・PC・研修:約200万円0円
技術レベル1人の知識に依存200名の専門知見を活用可能
継続性退職によりリセットされるリスク組織として永続的にサポート
合計(年間目安)1,000万円超300万〜600万円

【解決策】sfsolution:200名のエンジニアが提供する高コスパ運用

コストパフォーマンスと安心感を両立させるのが、sfsolution(https://www.fdc-inc.co.jp/sfsolution/)です。

弊社は200名以上のエンジニアを擁する技術者集団です。1人の担当者に依存せず、チーム体制で貴社の環境をバックアップするため、「担当者が休みで対応が遅れる」「退職して中身がわからない」といったリスクをゼロにします。25年の実績が生む「効率的な改修」により、結果として自社で人を雇うよりも安価に、かつ高品質な運用を実現します。


ハイブリッド運用のススメ:コストとスピードを最適化する

ハイブリッド運用のススメ:コストとスピードを最適化する

「すべて外注」か「すべて自社」かの二択である必要はありません。

簡単な項目の追加やレポート作成は社内のライトユーザーが行い、フロー(Flow)の構築や外部システム連携、Apexコードの改修などの高難度な作業を外部に任せる「ハイブリッド型」が、2026年現在の最もコスト効率の良い運用スタイルです。


技術負債:安価な外注や未熟な自社運用が招く「後払いのツケ」

「salesforce 導入支援」において、目先の安さを優先すると、将来的に数倍の改修費用が発生します。

標準機能を無視した無理なプログラム開発は、Salesforceのバージョンアップのたびにエラーを出し、修正に多額の費用を要します。弊社は25年の経験から、「作り込まない勇気」を持ち、将来のメンテナンスコストを最小化する設計を徹底しています。

補足情報:失敗しないためのパートナー選定基準については、こちらをご覧ください。
[Salesforce導入支援の選び方|失敗を防ぐ外注先選定ガイド]


ライセンスコストを最適化する「ユーザー見直し」の重要性

運用コスト削減は、人件費だけでなくライセンスの見直しからも行えます。

使っていないアカウントの削除や、権限の低い「Platformライセンス」への切り替えなど、保守パートナーのアドバイスを受けることで、年間数十万〜数百万円のライセンス料を削減できる可能性があります。


要件定義の質が運用フェーズの追加開発費を左右する

運用段階での「手戻り」は、最大の無駄コストです。

開発依頼時に、現場の要望を精査せずに反映させると、後に「やっぱり使いにくい」と再改修が発生します。弊社では、25年の知見から「本当に必要な機能」を厳選し、無駄な追加開発費が発生しないよう、上流工程での交通整理を重視しています。


次の関連記事:[Salesforce開発の「要件定義」のコツ]

コストを抑えるためには、開発の入り口である「要件定義」が重要です。次は、失敗しないためのヒアリングと資料作成のコツを学びましょう。

[Salesforce開発の「要件定義」で失敗しないためのヒアリングシート]


【Salesforce運用コストの真実|自社vs外注の徹底比較表に関するFAQ】

Q
小規模な運用でも外注するメリットはありますか?
A

はい。小規模だからこそ「1人の担当者」に依存しがちです。月額数万円〜のライトな保守プランを活用することで、属人化を防ぎ、常に最新機能を取り入れた運用が可能になります。

Q
自社運用から外注へ切り替える際、引き継ぎ費用はかかりますか?
A

現状のシステム構成を把握するための「現状調査(ドキュメント化)」費用が発生する場合があります。しかし、これによってブラックボックスが解消され、長期的なコストは大幅に低減します。

Q
sfsolutionでは、コスト削減の提案もしてくれますか?
A

もちろんです。標準機能への置き換えや、業務プロセスの簡素化、ライセンスの最適化など、ITエンジニアの視点から総合的なコスト削減策を提示いたします。


まとめ

Salesforceの運用コストを最適化する鍵は、目に見える金額だけでなく、将来の「リスク」と「拡張性」を数値化することにあります。自社運用の限界を感じた際は、200名の専門エンジニア集団である株式会社エフ・ディー・シーを、貴社の「外部IT部門」としてご活用ください。

25年の実績に基づき、無駄なコストを削ぎ落とした、筋肉質なSalesforce運用を共に実現しましょう。